暖かくても朝夕はまだ痛いような冷たさを覚えることも有ります。
三寒四温、そんな事の繰り返しがあって春が来るのですね。
そしてひな祭り、色鮮やかな“ひな菓子”が目立ちます。
 
残雪の中の川面
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一昨日の続きです
 
事務所の電話代でも三万円足らず、
そんな事を考えたら
母の電話代の五万円と云う金額は異常に多いのだろう。
 
だけど夜寂しくてあちらこちら電話をしているのかもしれないと
思いつつのNTTへの問い合わせである。
 
驚くことに104番への電話番号の問い合わせばかりだった。
無理もないかなとも思う。
 
この前まではノートに書き込んだ自分なりの電話の早見帳を持っていて、
それには親戚から数少ない友達の電話番号まで載っていたのだけど、
今はそれが見当たらない。
何時も母の座る場所のすぐ横に電話がある。
そしてその台には
私の事務所やら私の家の電話番号、携帯の番号まで大きく書いて貼ってある。
 
そして座っている向かい側の壁には
大きな紙に一杯の文字で
そんな番号やら妹夫婦宅の番号が書いて貼ってある。
 
それすら気がつかないのか、
文字がかすんで見えないのかは私にはわからない。
それらは分かっていて、他の処の問い合わせなのかも分かりはしない。
 
問い合わせをしても耳が遠くなっている今、
一度や二度聞いても分かる筈も無く、
問い合わせた番号をメモ紙に書きとめることもないのだろうと思う。
 
104番への問い合わせは一カ月に一回目が六十円
二回目からは問い合わせる度に百円だということも初めて知った。
 
その番号の問い合わせ回数に驚くと、このNTTの担当の女性が云ってくれた。
  
  「お母さん、きっと寂しいのですよ」 心の優しい女性だと思う。
 
その通りだと思う。
今時の若い女性には珍しい素敵な人だと思う。
何処かの誰かにこの女性の思いやりと優しさ、
心の優しさの何分の一かでもあれば良いのに・・・とも思った。
 
昼間か夜かは分からないが
ジッと座っていてふっと誰かの声が聞きたくなって受話器をとる。
 
番号が分からない。
それでもしっかり104番へ電話番号を問い合わせる。
 
一度、二度、三度・・・・メモもとらず・・・
ひょっとしたら一度の電話をするのに
十回ほども番号を問い合わせているのかもしれない。
かけてもかけても分からぬ そして覚えられない電話番号。
 
溜息をついて宙を見上げて、又番号を問い合わせる・・・
 
そうかもしれない。
たった一言、数言を喋るためにどれだけの時間をかけるのだろう・・・・・
こんなことにも年老いての一人での暮らしぶりが分かってくる。
 
本人は真剣である、でも電話番号は分からない・・・・・
 
生きる目的も分からぬようになって、
生き方すら迷って分からなくなってきている母に何をすれば良いのだろうか。
時々はチビルけれどトイレもいけて、
お湯は半日も流し放しになることもあれけれど独りで風呂にも入り、
真っ黒に焦がすけれど偶には魚を焼いている母。
 
これを惚けて来たとか、認知症であるというのかもしれないけれど
そんな母の廻りで介護の分からぬ私が遊んで甘えて、少しだけ手伝いしている。
                                             
                                             続く
 
 
もう二月も終わり近く、走っても走っても月日が追っかけてきます。
走ると転ぶし走らないと時間が先に行ってしまいそうです。
これだけはゆっくりと後からと云う訳にはいきません。
今日も時間に追われ先ほど炬燵の前に座りました。
珈琲が横にありPCの横には灰皿から紫煙が昇っています。明日はノンビリ出来るかなぁ
 
穏やかな一日でありますように