予定では今晩訪れる筈だった
世界遺産五箇山の菅沼集落のライトアップ。
今年は雪が多いですから綺麗だと期待はしていたのですが
体調不良と云うことで諦めざるをえませんでした。
日暮れの頃からもう気温はマイナスになりますから
用意も大変なのです。
積雪の多かった何年か前ののライトアップ風景ですが
少しだけ雰囲気を感じて頂けたら嬉しく思います。
屋根に雪が残っていないとライトアップの美しさはありません。
午後四時位の集落風景です。
関西、中京方面からドンドンバスが入りこんできます。
辺りは青みを混ぜた墨絵の様な世界になってきます。

バスから降りてくる人たちは
ピッケル持って登山靴に滑り止め付けて完全武装でやってきます。
高いカメラを抱えて、三脚、一脚とともに防寒対策しっかりとっています。
集落の二軒のお店で熱いソバを食べたり甘酒飲んで暗くなるのを待ちます。
五時半を回ると集落にライトが点き始めます。
山間に太陽も隠れ、
雪あかりとライトアップされた茅葺の合掌集落が
徐々に浮かび上がってきます。
確かこの菅沼集落には合掌造りが九軒。
殆どが資料館などになっていますので夜間に建物から灯りが漏れるのはこんな時くらいですね。

完全に日没すると先ほどまで浮かび上がっていた茅葺の民家が殆ど分からなくなって来ます。
このライトアップの日の為に暫くは雪下ろしをしていません。
終わった次の日には又屋根の雪下ろしが始まるようです。
各集落に依ってライトアップの様は少し異なります。
ここ菅沼集落では漆黒の中に浮かび上がる茅葺の屋根を基調にしているようですね。
集落の一角では地元に伝わる 『コキリコ節』 に合わせて ささら踊り が見られます。
暗闇に浮かぶ歴史ある民謡と踊りも良いののです。
寒さに震えながら駐車場へ向かう帰り道、フッと振り向いた集落の屋根雪風景。
こんなのが一番美しかったような思いがあります。
今は何処から覗いたのかははっきり記憶していません。
ズボン二枚履いて、セーター、ジャンパーをしっかり着こんで
使い捨てカイロを腰の辺やらポケットに入れて
その上から防寒コートを着て、駐車場から約二十分歩きます。
空から落ちて来る細かな・・・
何と云うのでしょうかスノーダストとでも云うのでしょうか、
本当に細かな雪の粒がライトに当たって金色にキラキラ光って
頭の上に落ちて来る様子は
人の心を少し童心に戻して、少し幸せ感を与えてくれると思いますよ。
今年はもう一つ駐車の規制も厳しくなったようです。
今日、風邪気味で良かったような・・・悪かったような・・・
又来年も有りますよね。
あくまで今年のライトアップ風景ではありません。