本日も前回に引き続き、栄養のことをお話させてください^^
前回は同化と異化のお話をしましたね。
では、どうやって同化と異化の状態を知れるのかということで終わったと思います。
窒素バランスという言葉を聞いたことはあるでしょうか?
窒素バランスとは、摂取したタンパク質の含有窒素量と体外に排泄された総窒素量の差です。同化にあるのか異化にあるのかを判定できる。
ということですが、ちょっと難しいですよね 笑
さらに詳しい説明がありましたので・・・
生体は、食事からのエネルギー源が不足すると、体内に蓄積されている糖質や体脂肪から
のエネルギー産生に加えて、筋肉などの体蛋白質を分解したアミノ酸からエネルギーを産生します(蛋白質の異化作用)。アミノ酸の最終代謝産物である尿素は尿中に排泄されるので、24時間の尿中尿素窒素量を測定し、あわせて食事として摂取した蛋白質から窒素量を測定し、その差を調べることによってエネルギーの利用状況を推定できるとの事なのです。
つまり、
24時間の尿中尿素窒素量と1日の食事からの蛋白質摂取量がわかれば測定できるということです。
病院などの医療機関でないと正確には難しいですね・・・
一応計算式を記載しますね!
窒素バランス=窒素摂取量-尿中窒素排泄量-4
窒素摂取量=総蛋白・アミノ酸摂取量(g/day)÷6.25
尿中窒素排泄量=1日の尿量(ℓ/day)×尿中尿素窒素(g/ℓ)
※尿中尿素窒素は血液検査ではBUNと記載されています。
この値が正だと同化状態、負だと異化状態ということです。
正の状態 摂取(N)>排泄(N) :成長期、妊娠
平衡状態 摂取(N)=排泄(N) :健常成人
負の状態 摂取(N<排泄(N) :栄養不良状態、術後、感染症、重度の外傷、糖尿病
ということになります。
先ほども書きましたが、
尿中尿素窒素(BUN)と1日の蛋白質摂取量がわかれば、ある程度の状態はわかると思います。
ちなみに1日の尿量はこんな感じで平均があります^^
筋肉をつけたいと思っていらっしゃる方は、
簡単に計算してみてはどうでしょうか?
栄養を学ぶと今まで漠然としてきたことが否定されると感じる時もあります・・・
しかし、
今はより効率よく改善できるんだと思い
リハビリに取り組もうと頑張っています。
あとは、利用者とその家族に伝わるかです・・・
そこが栄養改善自体は私が直接できることではないので
それが一番難しいと感じております。。。
本日も最後まで読んで頂きありがとうございました^^