ICU ④ | ひねもすのたりのたりかな

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2013年8月に急性肺血栓塞栓症と診断されました。
発症から7年、現在塞栓症の症状はありませんが、下大静脈フィルターを留置したため、ワーファリンの服用を中止することが出来ず、定期的に通院しています。
2018年1月から地元のクリニックに転院しました。

フィルターが挿入されて、とりあえず、ベッドの上で座ることは許されるようになった。


ICUのベッドって、体圧が分散してじゅくそうが出来ないようにするマットが入っていた。

寝たきりの人が多いから、そういう工夫があるみたい。


食事も、お茶も、すべて計量されていた。

食事がくると、トレーごとはかりで計って、食べ終わるとまたトレーごと計って、その差を記入していた。


担当の看護師さんが、お昼の休憩に入る時も、別の看護師さんと一緒に、点滴のルート確認や、点滴の内容などを、きっちり確認してから交代していた。

戻ってきた時も、同じ手順。

一般病棟ではそこまではしないから、ICUって特別なんだな、って思った。


すごく暇なんだけど、何もすることができない。

本もあったけど、適当に持ってきてくれたので、いまいち読む気になれないし、携帯は使えないから、自宅に持って帰ってもらったし・・・

クロスワードするほどの気力もないしで、結局、寝ていることしか出来ない日々だった。


寝たまま、着替えさせてもらったり、頭も洗ってもらった。

寝たまま、髪の毛って洗えるんだよ~

ドライヤーもしてもらって、すごくさっぱり出来た。


面会も、ものすごく制限があるけど、面会者が来ると「面会者が入るのでカーテンを閉めて」とアナウンスが入る。

全部のカーテンが閉まると、初めて面会者は中に入れる。

面会先のベッドに着くと、カーテンが開き、また帰る時も看護師さんに「帰ります」と伝えカーテンが閉まったことが確認できてから看護師さんと出て行く。


結局、ICUには日曜日の午後入院してから、水曜日のお昼まで、3日間いた。