天照大神の孫にあたる

邇邇芸命

天照大神の命令で

地上界(高千穂)へ降臨

天孫降臨

その国で一人の美人

木花開耶姫( このはなのさくやびめ )と出会い

速攻で求婚

父親のオオヤマツミノカミは大喜びし

姉のイワナガヒメも一緒にもらってください。

(しめしめ、姉もきっと美人だろう)と

期待しましたが

姉:イワナガヒメはブスでした。

何とも邇邇芸命の行動が

イワナガ姫を

送り返してしまいます。

その後、イワナガ姫は落ち込んで

人と会わなくなってしまいます。

そして、そっと鏡を取り出して

自分の姿を・・・

イワナガ姫は、その鏡を投げて割ってしまいます。

※その鏡が銀鏡神社(しろみじんじゃ)に祀られています。

イワナガヒメとは?ニニギに振られたその後は

イワナガ姫の呪い?によって

ニニギの子孫には寿命が与えられます。

これだけでも、ちょっと・・・

と思うところですが

木花開耶姫との新婚生活でも

二人は早速、一夜を共にしますが

まもなく木花開耶姫が妊娠

その事を伝えると

邇邇芸命

「天神でも一夜で孕ませることはできない。

 それは私の子ではない」

と暴言を吐いた。

現在であれば、速攻で離婚

慰謝料の裁判に発展するでしょう。

ところが

木花開耶姫は一世一代の賭けに出ます。

怒った木花開耶姫は出口のない小屋に籠った上で

「私の子が天孫の子であれば傷つかない、

 そうでなければ焼け死ぬ!」

誓約(うけい)をし、小屋に火をつけさせた。

三人の子供が無事に生まれてきたので

天孫の子であることが証明された。

あの天照の血を引く邇邇芸命

男性としてわがまま?

です。

但し、この時代として珍しく

奥さんは木花開耶姫一人です。

まあ、あれだけの事をされたのですから

その後は、頭が上がらなかったのでしょう。

三つ子出産の後は

子供がいないところを見ると

夫婦生活は冷めてたいのでしょう。

ただ、3人の子供たちは

立派に成長して

次の山幸彦・海幸彦の神話に繋がります。

木花開耶姫の教育のたまものです。

もし、あの時

木花開耶姫が離婚していたら・・・

その後の日本神話も

天皇家の歴史も大きく変わったでしょう。