生きている不思議 死んでいく不思議 その2 | ほっこりとりーと 318798

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ロンドン在住ボディーワーカー/セラピストです。 
エサレン・マッサージ、クラニオセイクラルセラピー、リンパドレナージュ、フェイシャルリフレが専門。 
セラピーと気づき系を中心に綴ります。 

 

「ミクソーマ(兎粘液腫)という、ウサギがかかるウイルスだ。

この一帯のウサギが集団感染したんだな。

苦しくて穴の中から出て来たのがそこら辺にたくさん死んでるよ。

ほら、あそこにも、あそこにも。

猛禽(もうきん)類も、この死骸を食べようとしない。

病気の匂いを嗅ぎつけるんだ。」

 

 

 

 

 

LINEに夢中で気づかなかった。ガーン

お陽様ポカポカ、のどかな風景だと思いきや、

このクローバー畑はウサギの死体だらけだったのでした。ショボーン

みんな目が潰れて、周りが赤くただれています。

それは無残で異様な光景でした。

 

 

ウィキペディアで調べてみると、

「症状は発熱、結膜眼瞼炎、鼻、耳、肛門、生殖器周辺の粘膜と皮膚の境界部皮下に

ゼラチン様腫瘤を形成する。死亡率はほぼ100%であり、発症後2週間前後で死亡する。

治療法はない。」とある。

むごい・・・。

 

 

コロナで騒いでる時に、これってなんか・・・。

 

 

さよならの時の静かな胸

ゼロになるからだが耳をすませる

生きている不思議 死んでいく不思議

花も風も街もみんな同じ

 

(「いつも何度でも」より)

 

 

やるせない展開になり、なんだか「千と千尋の神隠し」の歌が頭に浮かんできて、

繰り返し口づさんでいました。

まるで弔いの歌のようです。

 

 

 

 

 

 

すると今度は、父からLINEが入りました。

「頼まれた化粧品を、昨日やっとお母さんが郵便局で手続きして来ました。

今コロナの影響等で相当混んでいたり、中身の件でうるさくなっているらしいです。

送るものの内容を英語で書いて下さいってことで、大変でした。」

 

 

うわ〜申し訳ない。プンプンあせる 

欲しかったスキンケア・セットが日本国内のみの販売で、

良く考えもせずに実家に届くようネット注文、

「届いたらこちらに送って」と事後報告、親をパシる。

郵便事情も、以前と違ってネットで調べてくださいという風潮らしく、

せっかく梱包してくれたのに、

アルコールが2%以上入っていないか確認しなきゃいけないわ、

内容物もひとつひとつ英語表記しなきゃいけないわ、でまた開封するハメになったり、

郵便局と家を行ったり来たりして、すっかり肩が凝ってしまったとのこと。

「”ぐーぐるでけんさく”したら分かると言われたよ。」という母だけど、

喜寿を迎えた母には何のことか分かるはずもなく。

お年寄りは混乱するだろうな〜。

だんだんそういう世の中になってきたか〜、

私もそのうちついていけなくなるかも・・・と不安がよぎる。

 

 

とにかく、私の頭の中は実家を出た時と変わらず甘えっぱなしの娘のまま。

何も考えずに、何か欲しいものがあったら手に入れようとしているけど、

これからはもう少し考えよう、

色んな人にお世話になりながら生きているんだなあ、と改めて思いました。

両親が健在でいてくれることのありがたさ。

思いつきで頼みごとが出来た日々を切なく、懐かしく思い出す日はそう遠くない。

 

 

姪っ子に送ったネックレスは、3週間かかってやっと着いたらしい。

コロナ前は5日もかからなかったのに。

ネットのお陰で日本が近くなったもんだと思ってたけど、

日本〜イギリス間のフライトも減り、郵便物がこうも遅いと、

イザという時にすぐに帰れないんじゃないか、

やはり地理的にはかなり遠いんだなあ、と実感したりして。

 

 

気持ち良く始まった朝から、ちょっぴりメランコリックな午後になりました。

 

 

目に見えている現実には、見えない層があって、

明と暗、光と闇が共存している気がします。

暗や闇にも学びや恩恵が隠れているとはいえ、

どちらに同調するかといえば、

やはりなるべく明と光にフォーカス、

ボルテックスに入ることを意図的に選べるようになりたい、

と思った1日でした。お願いお願いお願い