特別支援学級の実態 | * poco a poco * 少しずつ、一歩ずつ

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2人の子どもたち(娘と息子)、私のありふれた日々をつづっています。
息子は2歳でインフルエンザから痙攣重積型(二相性)急性脳症を患いました。治療やリハビリについても記録しています。



    


痙攣重積型(ニ相性)急性脳症により高次脳機能障害を負った息子。

現在6歳、ピカピカの一年生になりましたニコニコ
知的支援級で頑張っていますスター





息子が入学して4ヶ月、夏休みに入りました風鈴


特別支援学級に息子が入学して感じたこと。

同じ小学校でも娘のときとは 全然違う驚き

ってこと。



今回は関東地方のとある特別支援学級の実態をご紹介します。


特別支援学級とは…


障害を持った児童生徒を対象とした少人数の学級

自立活動や学習や生活の困難を克服するための特別の指導を、児童生徒のニーズに合わせて行う特別の場


障害の内容


弱視・難聴・知的障害・肢体不自由・病弱身体虚弱・言語障害・情緒障害・自閉症 


対象となる判断基準

その者の障害の状態、その者の教育上必要な支援の内容、地域における教育の体制の整備の状況、その他の事情を勘案して、特別支援学級において教育を受けることが適当であると認める者



知的障害特別支援学級の対象者の基準

知的障害特別支援学級の対象は、その年齢段階に標準的に要求される機能に比較して、他人との日常生活に使われる言葉を活用しての会話はほぼ可能であるが、抽象的な概念を使った会話などになると,その理解が困難な程度の者となる

(文部科学省2021 障害のある子供の教育支援の手引きより)




特別支援学級の設置のあり方は全国統一ではなく、都道府県・自治体により


①特別支援学級で多くの時間を過ごし、運動会などの行事の際に交流級と過ごす

②基本的に普通級で過ごし、特定の教科のみ特別支援学級に移動する


の2パターンに分かれているイメージです。



息子の小学校は ②のパターン です。


1年生は3クラス、●組に所属(座席もあります)

算国以外の教科ほぼ全ての時間(朝の会、休み時間、給食、掃除、帰りの会)をクラスで過ごします。

算数・国語の時間だけ、知的支援級のひまわり学級(仮称)で学習します。

情緒・自閉クラスもあり、違う名前です。

手提げバックに教科書、筆箱、下敷き、お道具袋(ハサミなど)を入れて、原則ひとりで移動します。


息子が所属するひまわり1組は、1〜3年生までの7名。

支援級の担任は1人。

1年算数、1・3年国語、2・3年算数といったように普通級の時間割編成によってひまわり学級の時間割が組まれます。

3学年全員がそろうのは金曜日の最後のコマだけで、情緒級も合わせた全員で合同授業があり、ゲームなどをしているそうです。



授業の内容ですが、前述したニーズに合わせた授業と言えなくもないですが、

厳密には個々に合わせた指導とはとても言えない のが正直な印象です。


担任は1人で、その先生が複数学年の複数人に授業をするわけです。

とても個々に合わせた指導はできません。

支援員の先生は学校全体で5人いますが、支援級には基本来ません。
普通級で算国以外の授業を受けている支援級の子のサポートに忙しいからです。


少人数の知的支援級での授業でさえ

先生の指示に耳を傾け授業を受ける力

が求められるのです。

離席するなんてとんでもない!っていうレベルです。


去年見学に来たときに、遠回しに読み書きができるように求められたのですが…

入学してみて納得驚き

知的支援級でさえ読み書きできなければついていけない授業内容なのです。


さらに異学年が混じっていると学年ごとに内容が違ってくるので、

じゃ◯年生はプリントをやっていましょう

という時間帯が出てきくるので

ひとりで勉強に向き合う力
自習する力

も求められます。


知的の特別支援学級(小1)に

読み書き、ひとりでプリントを勉強できる力

を求められるって…

レベル高すぎじゃないですか?

(心の声 : 一学期でそんなんできてたら支援級入らなくてもいいのでは…)


3年生に娘のクラスメイトの男の子がいるのですが、リアルタイムで3年生が学んでいるローマ字を一生懸命勉強していましたし、宿題も普通級と同じ内容らしい。

息子のことをトイレに連れて行ってくれたときは、シャツを入れた?手をタオルで拭きな、など声掛けもしてくれて

なぜ君はひまわり学級にいるんだい

そう思わずにはいられませんでした。



以下は、私個人の勝手な印象なので、不快な方はスルーしてほしいのですが


うちの自治体の実態


普通級にはボーダー領域の子もいる

(実際にお友達がいます)

軽度の子は支援級、中度寄りの軽度になると支援学校推しになる




さらにここからは完全なる妄想です





娘が先に入学しているので小学校生活3年目ですが、そこから感じるものすごく身勝手な印象


支援級は先生1人に対して児童8人まで
それ以上になると2クラスになる

とか言っておきながら、

支援級のクラス数は
実は固定されているのではないか
(我が校の場合は、知的2クラス、情緒・自閉2クラス)


定員をオーバーしそうな場合、ボーダー寄りの軽度でなければ、問答無用で支援学校適になるのでは



うわーびっくりマーク

自分で書いていて、自分に引くわ不安



息子は会話でのコミュニケーションがとれる
(普通級の子ども並みのコミュ力はないが)

周りの友達から刺激を得て成長できるはず


そう感じて支援学校適のところを支援級に入りました。

息子と友達の様子を見ていると、支援級を選んでよかったと思うし、後悔はしていません。


でも、トータルで見ると

現実はかなり厳しい



就学相談を受けて、

普通級か支援級か  支援級か支援学校か

で悩まれる方は多いと思います。


判定と親(本人)の希望が同じだといいのですが、そうじゃないと本気で頭がハゲそうになります。


支援学級希望で入学したけど、就学相談の判定も的外れではなかったのだな

そんなふうに今は思います。


と、ここまで書いてしばらく下書きにしてしまっていました。


先日、個人面談を受けました。

本当に真剣に今後のことを考えなければならなくなりました。


続きはまた後日魂