退院に向けて…その他いろいろ | * poco a poco * 少しずつ、一歩ずつ

* poco a poco * 少しずつ、一歩ずつ

2人の子どもたち(娘と息子)、私のありふれた日々をつづっています。
息子は2歳でインフルエンザから痙攣重積型(二相性)急性脳症を患いました。治療やリハビリについても記録しています。


やっと…

やっと息子のリハ入院の退院が見えてきました。


1ヶ月と言われて始めた入院。

リハビリ以外の治療も勧められ、2ヶ月に延びました。

リハビリと言っても運動面はほぼ発症前と変わらないので、
最近のPT(理学療法)はもっぱら隣の大学まで散歩。

入院した頃は慣れない環境と
周りの環境(車椅子・バギーの患者さん多数)に
抱っこを要求ばかりの息子でしたが、

最近は手を繋いで歩いてくれるようになりました。

走ることもできるし、段差も問題なし。

理学療法士の先生から見ると問題なしのようです。


OT(作業療法)とST(言語療法)は、
興味のないことを「やらされる」という雰囲気があるのか、
時より泣いて反抗します。

特に机に座っての訓練は断固拒否!


それでも先生とさようならのタッチをしたり、
ありがと!と言えるようになったりと
コミュニケーションを取れるようになり、

問いかけに明確に答えを伝えられるようになったのだから、

発症直後のことを思い出すとものすごい成長をしているの感じます。

すごいぞ!息子!!


連休前に始めたTRH療法の効果が出ているのでしょうか。

こちらについては再度、脳血流検査をして比較したりするそうです。


それが終われば退院!

何もなければ月末にも退院できそうです。

長かった…。



また、連休前に申請していた小児慢性特定疾病の助成。

先日対象になると認められ、受給者証が届きました。
 
急性期の入院の頃に話が出たときは、
息子が脳症の後遺症があると烙印を押されるようで少し抵抗がありましたが、

リハ入院でいろんな子どもたち、ママさんたちと出会いお話をして…


息子は息子、こんな紙切れで何も変わらない。


そう思えるようになりました。



◆◇



週末は保育園で保育参観があり、
息子も外泊中だったので参加しました。

メンバーはほとんど変わっていませんが、年少に進級してから登園するのは初めて。

担任の先生も変わりました。

慣れない場所や不特定多数の人が集まる場所が苦手になった息子は
どう反応するかなと不安でしたが…

最初こそグズグズしたものの、仲良しだった子の隣の席に座ることができました。

おやつの時間ではお友達と混じって、きちんと椅子に座って食べていました。

涙が出るほど感動しました…。



「○○くんはどうしてずっと保育園に来ないの?」

「いつまで入院するの?」

「○○くんはいつ治るの?」

「退院したら遊ぼうね!」

と息子のことを気にかけてくれるお友達たち。


本当にありがとうね。



退院して保育園に復帰することが息子の回復につながる。

そう感じた日でした。

あと少し、入院生活がんばるぞ!