【 今年も観てきた「三月花形歌舞伎」 ~京都・南座~ 】 | ほっこりオヤジのつれづれ街ある記

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ただの日常を記した面白味の無い記事の拙いブログです。写真も初心者ですが、よろしく!!

    今年で4回目の開催となる京都・南座で公演中の「三月花形歌舞伎」を

    観てきた。

 

    「三月花形歌舞伎」は、若手の歌舞伎俳優が中心の公演で、今回は、

    中村壱太郎、尾上右近、中村隼人らが出演。

    「松プロ」と「桜プロ」で一部の演目・配役が異なる回替りの二部公演。

       

 

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    南座の入口付近は開場時刻の前から、歩道まで溢れるほどの賑わい。

       

 

    この日の「松プロ」開演前の解説は、中村隼人くんで、なんと、

    客席から後方から登場!!

    実に軽妙な語り口で観客の心を惹きつけ、解りやすく解説。

    途中から、南座のキャラクター“ミナミーナ”も登場。

    

    

 

   今年の花形歌舞伎の演目。

    松プロは、尾上右近が初役で治兵衛を務める『河庄』と、

    壱太郎と隼人による『将門』。

    桜プロは『女殺油地獄』と、壱太郎と右近による『将門』。

 

 

    入場者には、俳優の写真付きコースターのプレゼントあり。

    オヤジがいただいたのは右近の写真付きコースター。

       

 

    本公演で出演の中心となる若手花形俳優の三人のプロフィールを

    簡単に紹介させていただく。

    ●中村壱太壱(なかむら かずたろう、1990年8月3日~)

     歌舞伎役者の中村智太郎(現在の四代目中村鴈治郎)と日舞の

     吾妻流六代目家元・吾妻徳彌(現在の二代目吾妻徳穂)の長男

     として誕生。

     父方祖父は人間国宝・四代目坂田藤十郎、祖母は元宝塚女優で

     のちに参議院議長を務めた扇千景。

    ●中村 隼人(なかむら はやと、1993年11月30日~)

     中村信二郎(現、二代目中村錦之助)の長男として、母方の

     実家である鹿児島県で生まれ、名前は薩摩隼人の隼人から。

     祖父は四代目中村時蔵、曽祖父は三代目中村時蔵、伯父は

     五代目中村時蔵。

     四代目中村梅枝・中村萬太郎兄弟は従兄弟で、映画スターの

     萬屋錦之助やドラマ等で活躍した俳優・中村嘉葎雄は大叔父

     にあたる。

    ●二代目 尾上 右近(にだいめ おのえ うこん、1992年5月28日~)

     屋号は「音羽屋」、踊りに定評があり、女方中心だが、立ち役も

     勤める。

     清元節宗家の家に生まれながら、幼少の頃、名優と謳われた

     曾祖父の映像『春興鏡獅子』に魅せられ、役者を志望。

     子役を経て、七代目尾上菊五郎のもとで役者として修行を積む。

 

 

    ロビーの掲示。

    

    

 

     一番奥には、NHK大河ドラマの「紫式部」たちのパネルも。

       

 

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    南座の「三月花形歌舞伎」の公演は3月24日まで。

 

    三人の若手俳優の達者な熱演は見応え十分で、終演まで物語の

    展開に引き込まれたままの舞台だった。

    できれば、桜プロの『女殺油地獄』の方も観たいと思わされて

    いるのだが...。