およそ2週間前、2024年6月6日(木)のソロツー日記。
舞台は千葉、外房でございます。
代休日の早朝5時過ぎに家を出て、R298、R357、元・千葉外房有料道路(r67/昨年より無料開放)などを通って太平洋に出ました。休憩なしの約2時間30分。もう1時間くらい掛かるかと思いましたが、こんなもんで来られるのですね。市川~千葉の沿岸部を渋滞なく抜けられたのと、r67以降は信号がめっきり減ったおかげでしょうか。
この場所はいすみ市の雀島。大小2つの島(岩)が並び夫婦岩とも呼ばれるそうですが、現在は島が3つに。
実は2024年3月に中央の岩と左側の岩を繋いでいたアーチ部分が崩落してしまったそうで、現在はこのような姿になっています。そのことを知らずに訪れた私は「アーチはどこ?」と混乱状態でした(笑)
この記事を書くにあたって調べたところ、アーチ部分はここ数年で見られるようになり、そして消えていったものだそう。
訪れるのが3ヶ月遅かったですね~
まあ正直なところ島うんぬんよりも、よく行く東京港(Not 東京湾)では感じられない太平洋の波の力強さに圧倒されていて、「やっぱり海はこうじゃないとねぇ」と勝手に思いながらしばらく仁王立ちしていた“海なし県民”でした
そんな雀島からちょこっとだけ北上しまして、九十九里浜の南端にある釣ヶ崎海岸(一宮町)に寄り道します。
お目当ては釣ヶ崎の鳥居でした。
駐車場には朝からサーフィンをしにきた人たちのクルマが多く停まっていましたが、鳥居の周りに人気はなく……それをいいことにちょっくら独り占めさせてもらいました♪
出発しようとしたところ、目の前に軽トラが停まり運転席からおじいさんが出てきました。その御老体は蛍光色のビブスを取り出して身に着けたと思うと砂浜のほうへ。
監視員? それとも清掃のシルバースタッフか? と思って眺めていると、その正体が判明。貝採りの漁師さんでした。
自動車専用道路のためアドレス110は通ることのできない九十九里有料道路を横目に、これと並行に走るr30を北上。不動堂海水浴場(九十九里町)に到着です。
ここでは多くの漁師さんたちが、名物のハマグリなのかアサリなのかは知りませんが貝を採るために海に入っていました。
名産の二枚貝ではなく、巻き貝をイメージしたデザインの九十九里ビーチタワーは現在、立入禁止に
理由は……
現在、不動堂海岸のシンボルである九十九里ビーチタワーに、塗装の剥離が確認され、落下物等による怪我の危険性があります。
つきましては、当面の間、九十九里ビーチタワー内への立ち入りを禁止いたします。
利用者の皆さんには大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。
九十九里町公式HP|九十九里ビーチタワーの立入禁止について
(2023年7月24日 https://www.town.kujukuri.chiba.jp/0000008173.html)
とのこと。
出かけた日の2、3日あとにWebで読んだマンガに、この九十九里ビーチタワーらしきものが描かれていて、ちょっとテンションが上がりました。
くずしろ著『兄の嫁と暮らしています』Daiary. 148より
不動堂海水浴場から5分ほど走って、道の駅九十九里にピットインします。
トイレに行って、外のベンチでバナナを食べて、売店を覗いて……
最後にいわし資料館(入場無料)へ。この地域のイワシ漁の歴史なんかが学べます。
資料館の入口脇にはイワシが泳ぐ水槽も
ここまでで九十九里浜の3/4くらいは来ただろうと思って地図を確認してびっくり
まだ半分弱でした なげ~~
道の駅を出てすぐ、r30で作田川を渡った際に左手に気になるものを発見。寄り道します。それがこれ
歩行者・自転車専用の斜張橋なのですが、主塔が変わった形をしています。
なにがモチーフなのか、どんな意図があるのか、不思議です。よく見るとP1主塔とP2主塔の高さも違いますね。
橋銘板によると作田川は“二級河川”のようです。二級水系の河川は武蔵(と近江)には存在しないため、埼玉県民的には珍しい
ちなみに、この場所は河口から500mの汽水域。
「なかよし橋」で調べると、ちょこちょこと駐車場がある釣り場として紹介されていますね。ただしトイレがありません。
r30九十九里ビーチラインは快走路ですが、残念なことに海がまったく見えません。
というわけで、飯岡に着く前にもう一度海岸へ。
こちらは匝瑳市(そうさ市)の吉崎浜。平日なのにたくさんのサーファーがいました……駐車場に。お昼前だったから?
この日は雲が多めの空模様。ハロが出ていました。
こいつが出てきたら、おおよそ天気は下り坂となります。覚えてきましょう
11時ちょっと前に刑部岬(ぎょうぶ岬/旭市)に到着。とりあえず展望台(無料)に登ります。
眼下に見えるは飯岡漁港。右手から中央に向けて九十九里浜が延びているのが分かります。長かったね
このあとは時間に余裕があれば銚子ジオパークミュージアム(銚子市)でちょこっとお勉強を……と考えていましたが、お昼ご飯を食べる場所が11時に開くため、そちらを優先することに。
展望台からも見えていたごはん処、しらす亭です。
頼んだのは生しらうお丼。1,375円也
しらすじゃないんかい! って?
ええ、今回はしらすではなくシラウオがお目当てでした。他のお客さんに対応していた店員さん曰く、この日は生しらすは入荷していなかった、とのこと。ということは、ここで出される生しらすは冷凍モノではないということですね。たぶん……
人生初? の生シラウオ。美味しかったです
主人のランチを駐車場で待つアドレスくん。今回から離れる際に服を着せてあげることにしました。
おしゃれをしているわけではありません。ウインドスクリーン(風防)の集光対策です。
着ている洋服は古田監督時代にもらった来場ノベルティのユニフォームで、いまから15年くらい前のもの。数回着用した後、ずっとタンスの中に眠っていました。タオルではなく服を使うメリットは、これからの暑い季節にはまずないでしょうが、寒くなったときにジャケットの下に着られること。
いい考えでしょう? パクっていいですよ
食後は刑部岬を下からウォッチ。人っ子一人いねえ……。
東洋のドーバーと呼ばれるこの“屏風ヶ浦”が、ここから銚子市の名洗港まで約10km続いています。
飯岡漁港を後にした埼玉県民は、銚子大橋のたもとで相棒に162円/L(地元比+3円/L)のご飯を奢り、直後に茨城へと進入。神栖の海沿いを快走していきます。で、やってきたのは神栖市1000人画廊。
この場所の見どころは普通は防波堤に描かれた絵だと思いますが、私の場合は風力発電の風車でしたね。次いで消波ブロックに打ち付ける太平洋の荒波。続いて……
道路を挟んだ反対側の茂みに居たキジでした
人生で2度目の遭遇! 1回目はしまなみ海道の多々羅大橋のたもと(愛媛県側)で出会いました。
帰路につく前に神栖市ふれあいセンター湯楽々でひとっ風呂浴びます。
施設はきれい、そして利用料が安い(520円)。財政難の銚子市とは対照的に神栖市が裕福であることを感じます。シャワーも一定時間で止まるタイプじゃないんですよ。しかも水栓金具が初めて見るスイッチ式! お金あるわ~
やはり鹿島臨海工業地帯の存在がでかいか。
平日の昼過ぎにもかかわらず割と人出がありましたが(年金世代8割:現役世代2割:学生0)サウナが人気なようで、それが幸いし風呂派のわたし的には浴槽があまり混んでいなくてよかったです。唯一残念だったのはジャグジーが狭いというか小さかったことかな。でも、値段を考えたら文句はありません。いいえ、言えません(笑)
なお、近所には620円で入れる温泉施設もあります。湯楽々はスーパー銭湯。
帰りは利根川沿いの快走路r11をひたすら走ります。
途中、成田空港に降りる飛行ルートの下あたりでパラッとが来ましたが、幸い路面や服が濡れるほどにはならず。その後、栄橋で利根川を渡って茨城から千葉へ。我孫子、柏、野田経由で埼玉に帰還しました。帰宅はたしか18時くらい。
以上!
走行距離:318km
往路燃費:61.7km/L
復路燃費:60.3km/L