『宇宙よりも遠い場所』聖地巡礼その4 南極・北極科学館 | 昨日の記憶

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管理人はヤクルトファンのモータースポーツバカ。基本的に引きこもり体質ではあるものの、愛機アドレス110でふらっと遠出することもしばしば。

昨年7月に元南極観測船のSHIRASE 5002に乗艦して以来、『よりもい』の聖地のひとつである南極研究の紹介施設に行きたいと考えてきました。それを本日、果たしてきましたのでざっくりフォトレポートでお届けします。

 

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※タイトルを“その4”としましたが、地域別では晴海埠頭、館林市の次なので3箇所目となります。

 

さて、そんな今回の巡礼場所は東京都立川市、立川駅の北に位置する国立極地研究所内の『南極・北極科学館』です。

 

作品では第3羽もとい第3話の終盤、結月がキマリたちと南極に行くことを決意した直後に4人で訪れた場所として登場しますね。

 

↑アニメ第3話に登場する南極・北極科学館(外観)

この写真を取る際に背中に面する6階建ての建物が国立極地研究所(グーグルストリートビュー等参照)。それに比べると科学館は小さいように感じますが、展示内容が(文系人間には)難しいので必要充分であると感じました(笑)

 

↑建物の西側外のカラフト犬(?)像

タロとジロとその他?? たけしは、猫のタケシはおらんのか!?

 

↑報瀬と結月を釘付けにしたペンギンたち

右からコウテイペンギン、アデリーペンギン、以下アデリーペンギンの成長段階順。両種のタマゴも展示されています。対面にはアザラシの聖獣と幼獣の剥製も。

 

↑採氷用のドリル

これを用いて地表から3000m以上の深さに眠る氷を採取し、太古の地球でみられた気象環境の変化を解き明かしていくのだそう。

 

↑実はすごい雪上車

何の気なしに眺めていた雪上車ですが、実はすごいマシンだった! というのも日本の南極観測隊で初めて南極点到達を果たした際に使われていた車両なんです。

 

KD60の4号車『KD604』は小松製作所生まれ。1967~68年に南極点往復調査旅行に用いられ、約5カ月をかけて過酷な南極の地で5000kmを走破しました。スペックシートによると、エンジンはいすゞ製水冷4サイクル6気筒ディーゼル(DA640T.P.G.)。その型式どおり6.4リッターの大排気量で最高出力は平地で140馬力、高地では105馬力を発揮します。

 

しかし、車重が8トン近くあるためMAXスピードは舗装路で30km/h、圧雪路は20km/hとなっています。なお、燃費は驚異の4L/km(=250m/L)。そのため、燃料の入ったドラム缶を満載したそりを牽引しながらの旅となったそうです。

 

↑KD604 車内の様子

車内は、断熱密閉保温構造でマイナス60度にもなる冬の南極の寒さにも耐えうる設計に。大人4人が数ヶ月生活できるよう、人数分の座席のほか寝台、さらに調理室(コンロ×2)と造水器が備わります。

 

なお、初代南極観測船の宗谷もそうですが、設計サイズが半世紀以上前の日本人サイズに準じたものなので身長が約6尺の私は、一日この中にいるだけで腰痛を訴えると思います(;´Д`)

 

↑昭和基地における南極観測隊員の個室

作中でも説明がありますが、室内は20度前後と快適らしい。ちなみに、昭和基地の建造物建設にはミサワホームが多くの関与をしているとのことで、この個室も同社提供のものだそうです。

 

関連リンク:南極の歩き方 | ミサワホームは南極を応援します | ミサワホーム

 

以上、駆け足でしたがレポート終わります! 次回はまた東京湾かな?

それとも呉? はたまたシンガポール?? まさかの南ky……ないです(笑)