よりもい聖地巡礼? 元南極観測船『しらせ』に乗船 | 昨日の記憶

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管理人はヤクルトファンのモータースポーツバカ。基本的に引きこもり体質ではあるものの、愛機アドレス110でふらっと遠出することもしばしば。

お台場、船の科学館に最後に行ったのも、もはや15年以上前になりますか。
小学校に上る前に2回、そして北朝鮮の不審船が展示されていた頃(グーグル先生によると2003年頃)が3度目で、これが最後になりました。

いずれの見学時も初代の南極観測船『宗谷』に乗船していますが、その記憶はもはやおぼろげ。覚えているものと言ったら、船内にあったタロとジロの犬小屋くらいでしょうか。

それでも、今回乗船した『しらせ』が宗谷と比べて桁違いに大きな船だということはひと目で分かりました。いや、むしろ分からないと眼科に行かないと駄目かな。(苦笑)

しょうもない前置きが長くなりましたが、7月16日(月・祝)の海の日に“よりもい”こと『宇宙よりも遠い場所』でおなじみの元南極観測船しらせ(現気象観測船SHIRASE)の船内見学に参加してきました。

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ちょいと分かりづらいですが船首が丸っこいのが特徴の砕氷船しらせ。とにかくでかい!

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タラップを上がった段階ですでに直前に乗船した海上保安庁の巡視船『ぶこう』のブリッジと同じくらいの高さに。そこから船尾方向に歩いていくと……

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大縄跳びの大会も余裕でできちゃう広~いヘリポートもとい飛行甲板に出ます。ここから昭和基地に向けてヘリが飛び立つのですね。

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左舷に回って、ここもよりもいファンなら見覚えがありますよね。ランニングの周回コースとなっていた通路です。船の全長が100m以上あるので1周250mくらいはあるのでしょうか?

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続いてやってきたのはブリッジ。ぶこうと比べて広いこと広いこと。右舷側から左舷側にいる人の顔が判別できません。同じ船橋内でも無線必須? いいや、歩けばいいのか。笑

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しらせの機関操作盤。速力調整レバーが3つあるのはスクリューを3つ備えているからだそう。

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船内スタンプラリーの第2チェックポイントで“よりもい”要素に遭遇。せっかくなら見学の直前にもう一度見てから行けばよかったと少し後悔。

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キャプテンシート(艦長席)は右舷側にあるんですね。これは基本的にどの船でも共通?

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船橋のさらに上に登って甲板を見下ろします。直前に接岸されているぶこうと比べると、しらせがいかに大きな船なのかがよくわかります。その前方にさらにでっかいのがいるんですけどね。

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ブリッジから降りてきて、ここからは船内に入っていきます。

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まずは厨房&食堂。どこかにじゃがいもの皮を剥いている女子高生はおらんですかねえ?
当然ながらおりませんね。笑

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お次は船員室。この部屋では2段ベッドが2つ並んで、仕切りの向こう側にもうふたつ並ぶ形。ちなみに通路を挟んだ対面の部屋では仕切りがなく、2段ベッドが3列並ぶレイアウトになっていました。

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こちらは第二調理室……ではなく風呂場です。

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ステンレスの風呂釜が意外と小さめ。海水シャワーと同じだけの人数が同時に入るのは難しそうです。この空間に暖房設備があったのか否かを確認し忘れましたが、この規模の風呂場ですから、もしなければ南極圏ではそれはそれは寒かったことでしょうね。

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そして体調を崩そうものなら手術室完備の医務室行き。歯医者も併設していて、さらに……

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床屋もありました。でも、こちらは専門スタッフの居る医務室とは違って、髪を切るのは素人の隊員たちだった模様。基本は丸刈りだったそうですが、写真のようにアグレッシブな髪型も生まれていた!?

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荒波のなかでは50度を超える傾斜にもなる船の内部では、基本的にすべての荷物が固定しなくてはならないのは劇中でも紹介されていましたね。

本棚にもしっかりとかんぬきが備わっているほか、先程の船室ではベッドの上にベルトが吊るされていたかと思いますが、あれも上段から寝ている人が落ちないようにするためのものなんですね。

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船内の一角はよりもい紹介ブースに。
パネル&ビジュアルの展示に加えてアニメ第8話の上映も行われていました。

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主役4人分の等身大(?)パネルも登場。多くのよりもいファンが写真を撮っていきます。私ももれなくそのひとり(笑)

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気象観測に使う道具と、劇中にも登場したコンパス。GPSの使えなかった時代は、これを使って位置を特定していたのですからすごい!

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宗谷からふじ、しらせ、しらせ2代目へ続く南極観測船の系譜紹介。しらせの排水量は宗谷のおよそ6倍!! そりゃあパッと見だけでも圧倒されるはずです。

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そんなこんなで特にオチもなく、最後はしらせのお尻でお別れです。お疲れ様でした!