【予選】 昨シーズン苦汁を嘗めたをNEXT EVがフロントロウを独占
直前のコース（シケイン）改修が影響してか、ディ･グラッシとフラインスが同じ場所でクラッシュ。異例の「スーパーポール」セッションキャンセルに。グループ1～4で記録されたタイムで並べられた結果、ネルソン・ピケJr.がポールを獲得。2番手にオリバー・ターベイが付け、NEXT EVがグリッド最前列を独占した。
【決勝】 セバスチャン・ブエミがSCを上手く利用し、開幕戦優勝
上位陣はクリーンスタート。NEXT EVのピケJr.とターベイが1-2のまま1コーナーへ。3番手スタートのロペスはがバードとブエミにパスされる。後方ではアプト、ディ･グラッシ、マー・チンホアが接触。それぞれダメージを受け後退する。
レース中盤、トップを走るピケJr.がウォールにヒット。これは直前でクラッシュしたロペス（周回遅れ）
を避けるためであった。しかし、この間にバードとブエミが先行。幸い直後にSCが入ったことでギャップを縮めることができたが、この後のチームの判断が順位に大きな影響を及ぼした。
20周目、ブエミ、ハイドフェルドらがピットイン。電費の面でギリギリのタイミングであったが終わってみれば最高のタイミングだった。彼らのピットイン直後にSCが解除され、実質の首位はブエミに。その後、ブエミは危なげなく走りきり、開幕戦のトップチェッカーを受けた。
ピケJr.はピットに戻るタイミングが1周遅くポジションダウン。SC導入前はトップだったバードも同様にタイミングを逃しただけでなく2台目の始動に約30秒余計にかかり、大きく順位を落としてしまった。
ブエミの後ろにつけるのはディ･グラッシ。序盤のクラッシュでフロントウイングを損傷したため15周目にピットイン。ノーズ交換を行ったことで最後尾に落ちていた。しかし、SCのタイミングで早めに2台目に乗り換えたことで順位を挽回。後半は燃費走行に徹しつつも順位をキープ。
チームとドライバー双方の素晴らしいリカバリー力で見事2位表彰台を得た。3位はハイドフェルド。予選で1-2を獲得したNEXT EVはターベイの8位、ピケJr.が11位に終わった。
【2016-2017 FIA Formula E Championship Round1 Hong Kong ePrix 決勝暫定結果】
ファンブースト：J.ロペス、S.ブエミ、L.ディ･グラッシ
ファステストラップ：フェリックス・ローゼンクビスト 1'02.947
気温：29.8℃｜路面：37.7℃｜曇り／ドライ
Memo (Laps)
Grid：#3-88-37-2-9-19-66-6 // #25-8-23-5-28-47-4-20-33-7-11-27
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L1 バードとブエミがp3ロペスをパス。後方でチンホア、ディ･グラッシが接触。前後ウイングにダメージを負う。ハイドフェルドが11番手から6位に浮上。
L6 バードがp2ターベイをパス。
L7 ブエミがp3ターベイをパス。#3-2-9-88-23...
L14 p6ローゼンクビストがクラッシュ。早めの乗り換えを余儀なくされる。
L15 ディ･グラッシにオレンジボール提示。box.
L17 p1ピケが、クラッシュしたロペスに進路を阻まれウォールにヒット。この間にバードとブエミが先行する。
L18 SC*1
L20 ブエミ、ハイドフェルド、デュバル、ターベイ、プロスト、ダンブロシオbox.
L21 Green. ピケbox. バードはステイ。
L25 p1バードbox.発進できず89秒かかる。
L28 #89-11-23-8-88-7-6-28-... ディ･グラッシが2位に浮上している。SC中に早めに入ったか。ハイドフェルド3位、プロスト4位。
L40 ダ･コスタがp5ターベイをパス。
L43 フラインスがp7ダンブロシオ、p6ターベイを立て続けにパス。
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ブエミ開幕V
天国から地獄のネクストEV。地獄から天国のアプト・シェフラー。
（チームの）地力の差かな？