2022年 ドラフト候補 高校生 内野手 【Aランク】

内藤鵬(日本航空石川高校)

 

選手情報

名前:内藤鵬

読み:ないとうほう

生年月日:2004年10月5月

身長:180cm/体重:100kg

出身:愛知県名古屋市出身

小学校:名古屋市立浦里小学校(小学5年生に六田ファイターズで軟式野球を始める)

中学校:名古屋市立千鳥丘中学校(軟式野球チームの東山クラブに所属)

高校:日本航空石川高校(1年秋から4番三塁で出場し、2年秋から主将に)

3年時チーム成績:石川県大会準決勝敗退(ベスト4) (甲子園出場経験はなし)

投打:右投右打

ポジション:三塁手

高校通算本塁打:53本

スイングスピード:161km/h

背筋力:200kg

一塁到達タイム:4.68秒

最高球速:137km/h

注目球団:ヤクルト・阪神・巨人・中日・DeNA・オリックス

即戦力度:★★★★

新戦力度:☆☆☆☆☆

 

 

好きなプロ野球選手:松田宣浩

備考:・日本航空石川・中村監督が早い段階から内藤に目をつけ、

    将来の夢はなにかという質問に「プロ野球選手」と答え、

         それに「絶対に夢をかなえさせてやる」と返した会話が

         地元を離れて同校入学につながった。

    ・"鵬"の名前の由来は中国の伝説の鳥。両親が中国籍で、

     両親とは中国語でコミュニケーションをとる。中国には1度しか言ったことがない。

 

評価

高校生No.1スラッガー。180cmで100kgという恵まれた体格から高校時代は本塁打を量産した。今春は石川県大会を優勝。内藤自身も高打率で本塁打を量産し、4番としての仕事を勤め上げたが、今夏は初戦に1本塁打を放ったものの、その後は徹底的なマークにあい、期待されていた打棒はなりをひそめ、チームも準決勝で敗れた。

 

日本航空石川の中村監督は最後まで4番の内藤を動かさなかったことを考えると、やはり信頼できる選手であったことは間違いない

石川県内の県立球場は両翼が非常に狭く(91.5m)中学生でも比較的ホームランを打てる球場ではあるが、内藤の場合は公式戦で5本の場外本塁打を放ち、飛距離からしても甲子園の中段まではかんたんにもっていけるものである。

 

ホームランのほぼ9割がレフト方向への当たりで、比較的スイングスピードを活かしてライナー性で飛ばしていくが、リストも柔らかく操縦性も高いため率も残せるイメージ。

3年時の不調は春、練習中に左肩を脱臼した影響があったように思える。

 

体格は本物ではあるが、現状ではすぐにプロで怪我無くやれる土台が薄い。1年目はしっかり体力づくりに専念できるチームにいければと思います。

 

彼を語るうえでスカウトが口をそろえて言うのが、人間性。

同校の中村監督が彼の練習への姿勢や主将としてチームをまとめ上げる統率力を高く評価している。彼自身、試合でバントをしたことがないが、バント練習では人一倍真剣に取り組んでいる。その理由について「やらないやつがまじめにやることで、自分もやろうという気持ちになる」と語った。嫌いと語る走ることに対しては練習、試合においても積極的な走塁が目立つ

 

プロは真面目だから活躍する場所ではないが、彼のような数年後の活躍を期待されるスラッガーはいかに2軍でコツコツと地味な練習ができるかという点において非常に大事になる。

将来リーグを代表するスラッガーになることが期待できる。

 

参考動画