年寄りに、らくらくスマートフォンが人気がある。
だが、実際には問題が多い。
姉が両親にらくらくスマートフォンを買わせていた。
1月ほどたち、両親からは普通のスマートフォンが良かったと言いだす始末。
スマートフォンはタブレットを持ち運べるイメージがあったのでガッカリ具合も半端ではない。
何よりも一番困るのは、使い方を誰も教えることができないこと。
家族の間でらくらくスマートフォンを使っているのは両親だけなので、子供も孫も使い方を教えることができない。
スマートフォンを購入する前に考えて欲しい。
1.将来的にはガラケー/パソコンは、スマホ/タブレットに変わる。
使う側からすると、スマホ/タブレットは同じ操作なので覚えるのが楽。
らくらくスマートフォンとタブレットならば、それぞれの使い方を覚えなければいけない。
負担が2倍になる。
2.独学で覚えるのが簡単。
雑誌やYoutube、NHKのスマホ教室など覚える媒体は多い。
覚えようと思えば簡単に調べて覚えることができる。
3.家族が教えることができずに孤立する
普通のスマホであれば、子供や孫とのコミュニケーションが増える
らくらくスマートフォンは誰も使用方法を知らないので、孤独に一人で学習することになる。
子供や孫も自分が使った事のない機械を教える事はできないので聞かれるのを嫌がるようになる。
結果、まったく使用できるようにならず、電話とカメラ機能のみしか使用できない。
ものすごい、高いガラケーを買わされたことになる。
本人達は機能なんてほとんどいらない!
とは言うものの、本来であれば音声操作でほとんどできる。
そういった楽に使用できるものすら何も利用できない。
本来ならば生まれる、子供や孫とのコミュニケーションすら失われてしまうのは悲しすぎる。
元々、スマホの画面は誰でも使用できる解りやすい画面。
発展途上国のガラケーを利用したことのない人間ですらスマートフォンは使用できている。
日本のような高度な教育を受けたことはない。
日本の年寄りの方は今まで色々な機械を使用してきて経過がある。
テレビ、洗濯機、電子レンジ、炊飯ジャー、ガラケー、車。
その時代に合う機械を使用してきた経過や実績がある。
当然、機械を利用できるレベルは発展途上国の人間より圧倒的に高い。
ほんの少しの手伝いをするだけで使用できるようになる。
年寄り向けの易しいスマホというイメージを打ち出して、得をしているのはDocomo等のキャリアだけ。
性能の劣る製品をらくらくスマートフォンだからという理由で2万ぐらい高く売ることができる。
実際には利用者本人も、その家族も誰も得をしない。
「らくらくスマートフォン」を購入すると「らくできないスマートフォン」になる。
らくをしたいのなら普通のスマホの方が楽をできる。
さて、これから「らくらくスマートフォン」の機種を調べて使い方を勉強するか。
現物がないのでひたすらマニュアル読みだ。
実際に使用もせずにマニュアルだけで使い方が覚えられる人間がどれほどいるのか疑問だ。
スマホやパソコンは頭では覚えられない仕組みになっている。
人間の体はそういう構造になっているので、ひたすら体に繰り返し操作をして覚えさせる。
体で覚えるものなので訓練しないと覚えることはできない。
「らくらく」どころか地獄のスマホだろ