初めまして。一年目スナイプ級の稲葉さくらと申します。


 いつの間にか入部して2ヶ月ほど経ち、夏の気配が感じられる時季となってまいりました。夏休みの週5練習に思いを馳せ、今から戦々恐々としている次第です。


 さて、去年S台予備学校の自習室で散々想像していた、(待望の?)大学生活がついに幕を開けたわけですが、まず初めに感じたのは、暇だということです。受験生時代に目を背け続けていた「将来」というものが、大学入学とともに唐突に目の前に立ち現れ、大学生活、ひいては人生の長さに目眩がしそうでした。というのも、私は入学当初、勉強にもバイトにもサークルにも自炊にも、何にも興味が持てなかったため、本当に暇を持て余していました。毎日2回、午前と午後に家具の配置を変えて部屋の模様替えをしていたくらいです。可能な配置パターンは全て試し尽くした上でベストな配置にしているんだ、という確固たる自信が唯一の収穫です。


 どうやら暇すぎると精神的に参ってしまい全てが上手くいかなくなる性分のようで、私の大学生活のスタートは散々なものでした。クラスや学科のオリエンテーションでは誰とも話さず一番に退室したり、必修科目の初回授業に寝坊して行かなかったり、、。自分で言うのもなんですがヨット部でのスタートはなかなか良い感じに決められたので、部員の方は少し意外に思われるでしょうか。

 

 そこから、大学生活を立て直すためには暇を埋めるしかないと思い立ち、サークルや部活の新歓に行き始め、試乗会を経てヨット部に入部しました。入部してからは順風満帆です。月火は祝津の魔力なのかどれだけ寝ても異様に眠くてあまり記憶がありませんし、水木にやっと現実に目を向け課題を片付けたらいつの間にか金曜になっていて訳も分からず祝津に向かう、そんな一週間を繰り返しています。少々全休が恋しくなる気もしますが楽しい毎日です。


 「人生は死ぬまでの暇つぶし」というパスカルの言葉がありますが、大学生になってより一層この言葉の説得力が増しました。 勉強も、バイトも、(流石に「部活も」とは書きません)大学生活の全てが、暇つぶしに思えます。そんな中でも、熱意と目標を持って打ち込める対象を見つけることができて、本当に幸運だと思っています。思い切って入部した自分を褒めたい限りです。


初ブログから長々と駄文を弄してしまい申し訳ありません。ご覧いただきありがとうございました。


↑先日の練習帰りに電車の窓から撮った風景です。