宝塚市在住というある方のブログを拝読すると、Vapour(IPA:[véɪpɚ]若しくは[véɪpə] 俗に言う「飛行機雲」。ヴェイパー、ヴェーパーなどとも。Vaporとも綴る)をとらえた写真があった。

 

 CanonのEOS Kiss X4(所謂「ディジタル一眼レフキャメラ」の1種)を手に入れてからTaxiing(旅客機が自力だけで地上をゆっくり移動すること)の様子だけでなくApproach{[əpr̥óʊʧ]若しくは[əpr̥ə́ʊʧ] アプローチとも。目的の空港のRunway(滑走路)へ向け、高度を下げながら進むこと}を掛ける(行う)様子などを写真に撮り易くなった印象を受ける。そのお蔭でVapourを引きながらApproachを掛ける様子をも写真に撮り易くなった印象だが、Touchdown([tˢʰʌ́ʧdaˑʊn] 着陸の瞬間。タッチダウンとも)の寸前までVapourを見られるケースがあることをその方はご存知なかったようだ。そこで、Vapourを引きながらApproachを掛ける様子をとらえた作品を本稿に幾つか掲載しようと思う(vide infra)。

 

 

このようにTouchdown寸前までVapourが白く見える為には地上でもある程度の湿度がまず必要で、さもなくばこのような仕上がりにならない。

 

 誤解を恐れず正直に申し上げるならば、気象予報作成の為に特別な飛行機が何機かいてそれらがVapourを残すと思い込んでいたときがあった。ところが、Flightradar 24(ニーヨン)を用いる為の条件が整ってから旅客機もまた空にVapourを残し得ること(id est:特別な飛行機がVapourを残す訳でないこと)を初めて知る僕がいた(^_^;)。CTS(New Chitose Airport)の場合はこことつながらないコースに専従する旅客機がその上空を通るとき、条件がすべて揃うと上空にVapourができる傾向にあるようだ(vide infra:見ただけではわからないかも知れないが……)。

 

 

CTSとつながらないコースに専従する旅客機たちはそことつながるコースに専従する旅客機たちよりも高い場所を通る傾向にあり、そのような高度のところの方が確かに温度が低いのでよりVapourができ易いかも知れない。それ故、宝塚市在住というその方のブログにて拝見した写真からは近くの空港とつながらないコースに専従する旅客機のうちの2機が作ったVapourと考えられる。

 

 ちなみに、今回は6月28日(同月最終金曜日)にまた旅客機を撮影する為にCTSへ帰還する計画でいる。