CTS(New Chitose Airport)へ気軽に旅客機の撮影に出掛けられたときから感じていたことだが、「日本」のエアラインにはA330 Series(Airbus。この断りは省くのが普通)が1機も動員されていなく、寧ろ海外のエアラインに於けるA330 Series(以下、Seriesの断りは省く)の撮影機会の方が多い印象を受けている。

 

 「日本」のエアラインの場合はSKY(Skymark Airlines)が一時動員したものの(vide infra)比較的間もなくB-3(Boeing 737)のみの運航となった。

以前申し上げている通りANA(All Nippon Airways)に於いても僕の大好きなB-7(Boeing 777)のリタイアが進んでいる印象を受けるので、その後継機種について考えるにあたりANAはA330 NEO(New Engine Option)の動員について真剣に考えなければならないときが来ているにもかかわらず、ANAに於けるA330 NEOの動員について依然言及されていない印象を受けざるを得ない。前の職場の同じ趣味を持つ先輩から、SKYがA330を一時動員して失敗していて、それ故にANAはA330に良いイメージを持っていないのではとの旨のご意見を賜ったことがある。確かにそれも考えられない訳でないけれども、現在ANAに3機いると言われているA380(vide infra:この写真はそのうちの1機に過ぎない)は当初、SKYが動員するつもりだったとの旨を何かで拝読したことがある。これらを踏まえ、単純に考えるなら(あくまでも「単純に考えるならば」だ)A330 NEOの動員についても似たようなことが言えるはずだ。即ちJAL(Japan Airlines)がB-7の後継にA350を任命したことを踏まえればANAもBoeing一辺倒になっていられない時期が既に来ている。

 

 他方、インター(International line 国際線)にFocusを向けるとKAL(Korean Airlines The Republic Of Korea)やCCA(Air China The People's Republic of China)などでA330の撮影チャンスを何度か得ているのでそれらの撮影チャンスがまったくない訳でない(exempli gratia: vide infra…本稿に掲載した写真は、一例に過ぎない)。

 

とは言ってもこれらA330 CEO(Current Engine Option)の後継に例示したエアラインがA330 NEOを任命する、と断言してしまうと性急に過ぎる。勿論可能性としてまったく考えられなくない訳ではないけれども、A330 CEOが在籍するからといってA330 NEOがそれらの後継に任命されると言い切れない可能性がここに来て出てきている。JALがB-7の後継機種としてA350を動員してきているように、A330 CEOの在籍するエアラインがそれらの後継にA350を任命する可能性も無きにしも非ずだから。あまつさえ、僕がここまで撮れているA330 NEOはTAX(Thai Air Asia X The Kingdom of Thailand)に在籍する1機だけで(vide infra)、TAXはLCC(Low Cost Carriers)の1つ。それ故にここまで申し上げているMajor carriers(フル・サービス・キャリアとも)とは区別して考える必要がある。A330 NEOの撮影チャンスはおもにLCCという条件になって欲しくないからだ

 

 何はともあれ、「日本」のエアラインについてはLCC・Major carriers共にA330の動員に消極的な印象を受けざるを得ないのが正直なところ。そこで、ANAにまずはA330 NEOの動員を真剣に検討して頂きたく思う。さもなくばJALにお客さんが流れてしまい、且つ僕にとってもANA在籍機の撮影チャンスが減ってしまうからだ。