以前も申し上げたかもしれないが、何年か前に将棋の棋譜を探せるWebページを見付けて以降(『将棋DB2』というページ)そこで棋譜を見付けて気に入った対局があれば棋譜をコピーしてMicrosoft Word(以下、MS Word)に貼り付け、印刷をしてクリアーファイルに封入して棋譜並べに用いることがある(記事・『Web上からも探す』を参照せよ)。

 

 勿論将棋の本(exempli gratia: vide infra)を用いて棋譜を並べることもあるけれども、それら本に掲載されている対局の棋譜について考えるときに思いの外読みが甘くなってしまうときが多い点(exempli gratia:実戦で選ばれた手が僕にとって思いもよらないケース)に1つの困難を感ずるときがある。ただ、前述のWebページに「候補手」を表示する機能があることを最近知れたので、あくまでも「奥の手」だが本を用いて棋譜を並べるときに「読みが甘い」と感じたら前述のWebページにあるその機能を併用し、MS Wordへの貼り付けや印刷を必要に応じて行った上で考える、という手が1つ考えられる(勿論これに頼り過ぎてもDigital detoxにならないので、上手に使うことを心掛けたい)。

 

 このことは恐らくそのページから入手した対局の棋譜を用いて考えるときにも言えるのではと感ずる。拙宅にあるラップトップPCを用いてインターネットを見るときに用いるブラウザー(Google Chrome)には『将棋DB2』をブックマークしてあるのでブックマークバーからアクセスできる。この方法を用いると前述のように実戦で指された手が僕にとって思いもよらないモノである場合に、例えば「他にどのような手が考えられるか(若しくは考えられたか)」について考えるときに役立ちそうだ。また、本を用いて棋譜を並べる際に「僕ならこの手を指されるのが嫌(イヤ)である」と感ずるとき、その「嫌と感ずる手」の外にどのような候補手があるのかを考えるときの(id est:読みと手とに「磨きを掛ける」為の)ヒントにしたい。

 

 COVID-19(例の「新型コロナウィルス」)の禍中、不急・不要の外出を徹底回避しようとした結果ディジタル機器を触る機会が大幅に増えた感がある僕にとってDigital detoxは絶対不可欠と感ずる。勿論僕も能力の限界が必ずあるのでこれを弁えた上で棋譜並べをDigital detoxに役立てたい。