「寒いときは重ね着等で何とかしのげるけれども、暑いときは逃げ場がない。」

 

 これは父方の祖母(1919〜2015)が僕に言ったことの中でも印象的なことの1つ。晴天且つ暑い日の日中は窓を開け、夜は扇風機を稼動させると幾分は涼しくなるけれども、それらの効果が必ずしも十二分と言えない。前者の場合は風向きに左右され易いからだ。実家にある僕の個室は南向きで、且つ網戸が備わっているのは南側の窓だけなので(東側にも窓はあるが、網戸が備わっていないので開けられない)南よりの風でなければ十二分に風が入らない。他方、後者の場合は先述の通り扇風機を必要に応じて稼動させるけれども、日中十二分に風が入らなかったり夜の湿度が高かったりするとその効果が必ずしも十二分に発揮されない

 

 晴天且つ暑い日の日中も扇風機を稼動させたら良いのではというご意見が予想される。勿論決して悪くないけれども、電力消費量と温室効果ガス等の排出量が増加してしまい、地球温暖化の連鎖反応(Chain reaction from global warming)が一層加速する一因となってしまう。加えて、北海道電力泊原子力発電所の再稼動には絶対反対なのでそれを何としても阻止し、且つ火力発電(現在の北海道はこれが大半だ、と心療内科の先生より伺った)に依存しない生活を何としても実践・実現させたい。これが実現しなければアフリカ東部で懸念される食糧不足の「魔の手」がこの北海道にも伸び、且つCOVID-19(例の「新型コロナウィルス」)の撲滅が遅くなるばかりだ(両者共に「地球温暖化の連鎖反応」として起きている)。あまつさえ、北海道の6月の湿度も昔より大幅に高まっている印象をも強く受ける。少なくとも僕が小学生の頃の北海道の6月の湿度は今よりも低かったので、そのときの環境に戻らなければCOVID-19は撲滅できない

 

 地球温暖化の連鎖反応が続く今、本稿冒頭に記した父方の祖母の言葉が一層強く思い起こされる。