2019年の秋は、JAL(Japan Airlines)にやってきたA350(Airbus。この断りは省くのが普通である)が本格デビューを迎える。と同時に、僕が感ずるに「JALは大きな転換に出たなぁ……」という印象を受けない訳でないところでもある。

 

 何度か申し上げた通り、JALがB-7(Boeing 777)の後継機種に任命した(という表現は確かに疑問である)A350{exempli gratia: vide infra(Photograph 1)}を本格デビューさせ成功するとANA(All Nippon Airways)の顧客の多くが将来JALに流れてしまう為(加えて、後述事項がありANA在籍機を大好きな僕にとっても大ピンチ)、これを防ぐ為の方法としてA330 NEO(New engine option)をドメ(Domestic line 国内線)へ動員することについて真剣に検討するときが来た。A330 NEO{TAX(Thai Air Asia X)がAsia勢でまずA330 NEOをデビューさせたという。詳細については記事・『何度も申し上げている』を見よ}現在ドメに専従するB-7-3{Boeing 777-300: vide infra(Photograph 2)}の後継機種に任命することによって、仮令(タトエ)十二分とは言えなくても{exempli gratia:Capacity(IPA:[kəˈpʰæsəti] 受容能力。キャパシティー、キャパなどとも)の面に於ける課題}、敢えて単純に考えると(あくまでも、「敢えて単純に考えると」である)JALと全うな競争を行う為の原動力となり得る。更に、これにより僕のように旅客機を撮る人の楽しみも増える。特に僕の場合はCTS(New Chitose Airport)で旅客機を撮る者なのでそれらA330 NEOがANAのドメに来ることを切望する。

 

Photograph 1

 

Photograph 2

 

 他方、Boeing{The USA(The United States of America)にあるメーカー}は新技術を採用するB-7のテストフライトを2019年秋に実施するとの旨であるようなので(「苦肉の策」と感じない訳でもない。詳細は、記事・『必然的に気になること』を見よ)、安全性に関しての強い確信と新技術についての十二分な手応えとを得られたら(特に前者は重要だ)、A330 NEOでなく新技術を採用するこれらB-7をANAがドメに動員する可能性、若しくは既にそれが視野にある可能性、共に愈々捨て難くなりつつあると言えるところだ。もしそれらをドメに動員することが正式に決まると、B-7-2(Boeing 777-200:vide infra)の後継としてまず動員する可能性が十二分に考えられるだろう(勿論、それらの動員実現には先述事項の中の前者が特に大切である)。尚、インター(International line 国際線)について申し上げるとしたら、以前の『月刊Airline』の特集を踏まえるとB-7-3(Boeing 777-300 Extended range)の後継機種にB-7-9X(Boeing 777-9X)を任命する可能性(videlicet:インターのANAに於ける主力機種がB-7-9Xとなる見通し)が強いと推測できる。

 

 とにもかくにも、JALとANAとがどのような競争を今後繰り広げていくのかについて、これからも注目して撮影を楽しんでいきたいと思う。