北海道にも「花粉症」(Pollinosis/IPA:[pʰɑ̀ːlənóʊsɪs]若しくは[pʰɔ̀lənə́ʊsɪs])の原因となる植物は確かにある(id est:「北海道では花粉症がない」という主張は誤り)が、「スギ」の花粉が原因とはなり難い。

症状の現れ方は本州に於いて多いと言われることのある「スギ」の花粉を主因とするそれ(『家庭医学大全科』にも書かれている)に限りなく近いことがあるが、「スギ」より寧ろ「シラカンバ」(Silver birch[sɪ̀lvɚ bɝ́ːʧ] 「シラカバ」とも)に起因する「花粉症」が北海道の場合は主(オモ)なモノと言われる旨をきいたことがある。『広辞苑』によれば「春、新葉に先立って黄褐色の尾状花序を下垂する」とのことなのだが、一般的に北海道は春が遅く訪れると言われるのでそれらの花序に注意が必要だ。勿論、僕もアレルギー体質(僕の場合、ヨモギに対するアレルギー反応があらわれる)なので可能な限り花粉を吸ってしまわないように気を付ける為、マスク(使い捨てのモノ)を外出時に利用することと、誤って吸ってしまったときに備え市販点鼻薬を準備しておくこととを心掛けている。

『家庭医学大全科』はこのような症状について「季節性」のアレルギー性鼻炎とも表し、且つこれらが20歳(ニジッサイ)~30歳に多いと紹介している。僕も2017年の11月上旬に30歳になったばかりの為(この症状が現れ易い年齢)気を付けねばと感ずる。また、これは比較的新しい疾患で、且つその患者さんが増え続けている(id est:これからまだ増える可能性あり)というので(Ibidem)尚更おっかなさを覚える所ではあるが、中学校2年生の時から高校生の頃によく聴いていた朝のあるラジオ番組の中のコーナーにて「梅肉エキス」を毎日飲むことでこのようなアレルギーの原因とされるヒスタミン(Histamine[hɪ́stəmìːn])を抑えられる旨のお話をきいたことがある。また、酸味がどうしてもニガテ(僕もその1人)という方々はある程度大きな薬局などで買える、これを粒状にした「梅丹」(メイタン)であれば飲み易いのではないかと思う(僕も高校生の頃に試したことがあり、粒状なので酸味は感じなかった)。北海道に於ける花粉症の主因とされるシラカンバの花粉を誤って吸ってしまっても、そのような効果のある梅肉エキスがあると少し安心かも知れない。

2018年は花粉の飛び始めが早いと言われる旨を何かで聴いたことがあるので、北海道も恐らくそれが例外ではないだろうと感ずる。