年末に入りました。
毎年、年末恒例のメンテナンス作業ですが、近年は通信教育部のホームページ
には書いていませんが(昔は停電作業と書いていました)、他の法政のサイトには「受変電設備の法定点検(停電作業)のため」と書かれています。
27日から28日までの予定が、29日15時までに延長されました。
受変電設備の停電作業は電気主任技術者(いわゆる電験)が工程スケジュールを予め組みますし、高圧ケーブルや変圧器の交換をする場合は、事前に計画に入れますので、これらの作業に延長というのはないはずです。
点検で不具合が見つかって、電気主任技術者の判断で改修が必要になったのでしょうか。
高電圧ですから、停電している間に行う必要があります。
作業では「負荷開閉器(LBS)や真空遮断器(VCB)を“投入”する」とか、専門用語が出てきます…
高電圧に限らず、低電圧も電気の管理は重要です。
例えば水槽のポンプが動かないとき、アナログテスターで当該ブレーカーを調べて抵抗値が∞だとコイル断線、反対に0だとコイル短絡(焼損)が考えます。
日常の巡回において、漏電警報の表示が出ていたら、漏れ電流が測れるクランプメーターを持って漏電元を調べに行きます。
分電盤のブレーカーがトリップ(落ちる)した際、当該ブレーカーが1Pであればブレーカーを切る以外に、N(ニュートラル)スイッチを切って絶縁抵抗計(メガ―)を使います。
電気工事士の試験に合格した後、電気の実務に初めて携わる人に対して、これら基本的な事柄を教わらないでに電気の管理をするとトラブルが起きかねません。
電気の計算も難しいですが、これら作業や専門用語を覚えるのは初心者にとって大変なのです。
以上、電気のお話しでした。