先日、学校教育現場で給食に漂白剤を入れた事件がありましたが、犯人は元学級担任でした。
(学級で虐められていた)児童が我慢にならなくて入れたというのなら動機として考えられますが、児童の健康と安全を預かる立場の者が学級担任を外されたという位でやる事とは思えません。
児童や教職員などに健康被害が発生しなかったのが、不幸中の幸いでした。
さて、たまに「資格・免許を取っても意味が無い」とか「学歴なんて関係ない」と言う人が居ます。
それについて、私は意味があると思います。
その理由について、まずクルマの運転免許で示します。
現役世代のほとんどの人は、マイナンバーカードを除けば、身分証明書の提示を求められた際にクルマの運転免許(写し)を使います。
もう、30年近い話になりますが、地元のレンタルビデオ店の会員証を作ろうと思い、生徒手帳を提示した事がありますが、そこの店員から
「写真の所に割印が入っていないので、事務に行って生徒手帳に貼ってある写真に割印を押して貰って、それを持ってきてほしい」
と言われた事があります。
別のレンタルビデオ店で会員証を作成するのに、そうを言われた事はありませんし、店頭にも会員証を作る際にその旨が記載されていません。
しかし、別の日に違う店員のときに会員証を作ろうとしたら、何事も無く作る事が出来ました。
一方で、健康保険証を提示しようものなら「顔写真が入っていない」と言われた事もあります。
それを言うなら、自治体発行の住民票や戸籍抄本などにも同じ事が当てはまると思いますが…
しかし、クルマの運転免許証であれば、店員からゴチャゴチャ言われなくて済みます。
すなわち、更新さえ行い続けていれば、たとえクルマを運転しなくても身分証明書として永久に使えます。
次は教職ですが、
「教職課程を取りたい」と言おうものなら、
「教職を志願したいとかでなく、採用試験を受ける予定がないなら、時間もお金も無駄になるから、意味が無いから止めなさい」
と言われるかも知れません。
(教育分野の偉い方から「教員採用試験を受けないのに、何で教員免許を取るの?」と言われことがあります)
しかし、最近は学校以外でも児童生徒を扱う職業が増えており、そうした職の募集欄には、大型免許などのほか、
「教員免許または保育士免許(あれば尚可を含む)」
と記載されている事も多くなりました。
教職とは無縁そうな別の職業に就いたとしても、教育実習時代の先生(後に管理職に就かれる)や当時の生徒や保護者などから、仕事を通して自分を信用して貰える場面も考えられますから、無駄ではないと思います。
「あのとき、教職課程を受けていて正解だった」
と感じる日が来ます。
宅建と歯科技工士のダブル資格で歯科医院専門の不動産仲介業をしている人という例も聞きますが、
英語の教員免許と宅建を組み合わせて、英会話教室や学習塾をメインに扱う不動産仲介業、保健体育の教員免許と宅建を組み合わせてスポーツジム・フィットネスクラブをメインに扱う不動産仲介業という応用技も出来ますね。
資格・免許を取る事、学歴を得る事は大賛成です。
お金は掛かりますけどね…💦