慰安婦問題につていカピパラ氏への返答含め話を進めたいと思っていたが、その間に竹葉氏、蓋身亭主人氏、それからカピパラ氏の追加コメントもあり、日韓基本条約の件も含め話が広がった
そして、この間に変わったのが、こちらの基本的姿勢が変化した
結論から言えば、「在日達と理解しあえるレベルには行きつけない」と言うこと
その理由は、ベースとなる考えにあまりに大きな違いがあるからである
そこで、記事の展開を変えて、少しまとめと、さらに言及したい点について書く
まず、国と国の条約である日韓基本条約に対する見解の違い
私は、国対国の約束事である条約を反故にする場合、昔なら戦争へ逆戻りであるぐらいの重大な約束違反であり、卑怯者と呼ばれても仕方ない行動であると言う認識
その点から在日、それを支持する日本人達と意見を交わした感想は、以下のタイプに分けられる
1)一方的主張型
蓋身亭主人氏がそうであるが、現行の法律上可能であれば
条約など一切関知しない。
また交渉時の両国側の立場にあって考えることも
拒否。自らの立場で主張することのみ主張するタイプ
2)情緒型
条約の重みは理解しているが、それを反故にしても良い理由
があればそうしてしまう考え方。そしてその理由は、
いかにも自分達に都合のよい理屈であり
その客観性や公平性に理は無く、あくまでも自分達の
受け止め方で決まる
竹葉氏がそうであったが、彼は、国際条約の重みを理解して
いると言っていたがそれを破る理由が、相手側の主張が変わる
日本がもとの約束事を無視していると言うものだ。
日本は日韓基本条約の約束事を反故にした意見を言って
いるのではない
条約締結後何十年も経ってから、日本軍の強制連行と言う
犯罪を作り上げたことに対してのそれぞれの見解がある
だけで、日韓基本条約を否定するものは何もない
言いがかりであり、明らかな条約違反である
3)法律追及&現実型
カピパラ氏は、李氏朝鮮から日韓併合、独立とその朝鮮の
歴史を比較的客観的に捉えている。
在日達の仲では、もっとも公平な視点をもっている
しかし日本が関わったことに関しては、他の在日と同じく、
ヒステリックな被害者妄想に縛られているのは同じである。
それでも彼は他の在日と違い、少しは感情抜きに
物事を見ている
韓国内で慰安婦追及の法案が通ったこと、それを持って
法的に追及できる点を追及していくと言う考え。
それであっても条約違反であることは、変わらず、
卑怯者国家の名を甘んじて受け入れて進めるなら、
それはありだろう。
しかし、それでも、裏切られた日本側から見れば、
大いに反論すべきところあり
彼は法律に則り慰安婦追及を、「人道に対する罪」を
持ち出している
日韓基本条約では、その件は交渉から漏れていると。
以上、今回、在日側の意見もいろいろ聞けたが、明らかになったのは日本人には理解できない、日本人には受け入れ難い主張が多い。1)、2)タイプは、論議しても不毛であると結論した
では、カピパラ氏との話はもう少し突っ込んでみたいので、こちらから意見する
①卑怯者国家の名を甘んじて受けるか?
国と国との約束は、国にとっての最終決断であり、問題解決の形をつくり後世までそれを引き継がないことが目的である。例え犯罪事件が含まれようと、解決として問題を引きずらない為には、超法規的判断と受け入れが伴うことは当然である。それを国内法が許すとか時代の価値観が変わったからと言って条約を反故にするら、すべての国家間の条約などすべてが覆される可能性があり、国際秩序は保たれない
仮に竹島を日本と韓国で金銭支払いの条約を持って解決したとしよう
韓国が日本へ金銭支払いする。そして竹島は韓国のものと約束した国家間条約だ。その後に、日本人があの島をかつて所有していたとする日本人が、国内法では竹島に住居目的の家と建てることが出来るとした場合、韓国を相手取って、家を建てる権利の裁判を起こしてもそれは許されるのか?
条約締結で、お互い後になって法律では可能であるから、いくらでも断罪裁判を起こして良いとしてまとめる交渉などあるか?
それに反することをしていると言う自覚はあるか?
②「人道に対する罪」の有効性
条約反故の件は、置いておくとして
あなたは日本軍断罪の根拠に「人道の罪」をあげている
しかしそれが犯罪として国際社会で認識され、裁判で争われるように
なったのはいつのことだ?
日本統治の間に世界に認知され断罪されて来たか?
そうではない。
日韓基本条約交渉時も誰もそのような考えを持っていない、議題にもなっていない。後になって作り出した犯罪認識を過去に当てはめることは、事後法以外何物でもない。
たとえ漏れていたとしても漏らしてしまった国の責任になる。
あなたの主張は、まったく説得力が無いことになる。
そのことをどう思うか?