日本人の可能性 -価値観を多様化させるオモシロ番組ー | (ネトウヨ認定された)hokkのブログ

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危機に瀕する日本
全ては戦中・戦後の欧米、中韓による日本人極悪説のプロパガンダと自己反省する日本人性格による、自信喪失と物言わぬ日本人気質が招いた危機です。
理不尽な中国、南北朝鮮の批判には徹底した反論をしていくことは日本人として最低限の務めです。

日本民族が2元価値観にあらず多元価値観の民族であることは以前の記事で触れた


Kawaii文化が世界に与えたもの

日本人の可能性 -愛ちゃん2連覇に思うー


日本のテレビ番組は低俗だ・・・と外国人が日本のテレビ番組を見た第一印象を聞くことがある。その気持ちは良く分かる


お笑い番組が溢れ、そこまでやるかい!と言う内容も多い
あれを見て、日本の社会はどんだけ規律無く乱れてるだろうと感じる外国人も多いだろう。
しかし、実際の社会を見れば、人々は律正しく、礼儀正しく、温厚で平和的、そしてそのギャップに外人は頭を悩ます。
それで良い、それでこそ日本であり、日本人だ

サラリーマンは皆同じような服装で、同じような生活をし、外国と比べて極めてテンポの速い生活リズムには、どこかで、遊びの部分や息を抜く部分が必要だ
砕け過ぎた番組は、そんな日本人の息抜きの場でもある

国や社会を安定的に平和的に継続する為の習慣や民度には徹底して保守的な日本人。しかし手を加え、いじってよい価値観は徹底していじくり回す。中には、常識、定説、タブーを打ち破る試みも行われる。


いかにも日本人らしい常識にとらわれないタブーを打ち破るテレビ番組を取り上げてみる


ひとつは「たて×ほこ対決」

中国の故事の矛盾を日本の職人同志の異業種対決させる番組
これまの例では


「絶対に穴の開かない金属 VS

     どんな金属にも穴を開けられるドリル」


「絶対に見破ることができないリング食品サンプルを作る職人 VS
      絶対に本物のリンゴを見分けることができるリンゴ生産者」


「絶対に見破ることができないヌーブラ VS
     絶対にニセモノの胸を見抜くことができる整形外科医」


「絶対に見破ることができない特殊メイク職人 VS
     絶対に変装を見破ることができる元刑事」


「絶対に本物と区別ができないカニカマ VS
     絶対に本物のカニを見極めるカニの仲買人」


「味では絶対に天然だと分からない養殖マグロ VS
     食べたら絶対に天然マグロを見極められる寿司職人」


これは、いわゆる日本の職人さん達が精魂込めて研究、開発した結果の商品やその道に通じた職人の能力を”異種格闘技対決”させる番組である


一見したら漫画の世界である
しかしそこには商品開発に命を懸けた職人のプライドと、長年の経験から身に付いた職人の目利き能力との対決と言う、仕事の世界にゲーム性と言う価値を付け加え、エンターテイメントにしてしまう。

このようなゲーム性は必要である。


商品の開発は方程式で作られるより、偶然の発見、何気ない思い付きなど心が和らいでいる時に生まれ安い。仕事と言えども適度の”遊び心”が必要だ。日本の柔軟性は、この”遊び心”や”価値観を固定しない考え”がベースにあり、多種多様な商品を生み出すことが多い。他国の追随を許さないこの文化は、ガラパゴス文化と呼ばれても当然のことである。


もう一つの番組に、『カラオケ★バトル』がある


お笑い芸人と本物歌手のカラオケ採点のガチ対決である。カラオケ機の採点とは言え、一般的に歌が上手い下手の判定がだされる素人のお遊びレベルに本物の歌手が参戦し、お笑いと言えど素人である彼らと点数を争う。


おそらく、このようなことは外国では考えられないだろう。

外国での歌手のステータスは高く、そのプライドが、こともあろうに素人に傷つけられる可能性もあるイベントなど絶対に考え付かないであろうし、あっても参加などしないだろう。日本ならではの番組だ。


歌手のプライドが崩壊し、外国人ならば歌手生命を脅かすような番組は出来ない。しかし日本人は、プライドはもちろんあるだろうが、これまでの常識を打ち破り、新たな形で楽しめる価値観を選び、作って行く。言葉は悪いかもしれないが、この民族に常識は通用しない(笑い)。


だからこそ、寛容と柔軟性を持ち合わせたこの国の歴史は長く世界でもっとも伝統文化を引き継いで来た最古の国になれたのだ。


変えてはいけない価値観は粛々と守り、変えて良い価値観は常に破壊と創造を繰り返す日本人。やはり世界で一番おもしろい民族と国だ。