中世時代から西洋は日本植民地化調査の為に、キリスト教布教の名に来日し、つぶさに日本を調査していた、ザビエルもその一人である。
日本について面白い評価がいっぱいあるのだが、一つのエピソードを書きたい
これは15世紀頃のエピソード
初めて白人が来日して見た日本の社会
そこで目についたのが、障害者、主に盲目の人があまりに多いことに驚いた。
「日本は、なんと障害者が多い国なのだろう、何か遺伝的に問題があるのではないか?」と。これは後で間違いだと気が付く。
時は2002年、北朝鮮に拉致されていた2家族が24年ぶりの帰国を果たした。
この時、家族のお子さんが先の白人と同じことを言った
「日本は、なんと障害者が多い国なんだ」と。
白人の言葉を聞いたとき、私はとても良い気分になった
「やはり日本と言う国は、昔から弱者を助け、保護する慈悲心がある国と人々だったんだ」と。
現代のように社会保障制度の考えなど全くない、力ある権力者が弱者を制圧し圧政を行う封建時代にあっても、日本では昔から、弱い立場の障害者もちゃんと生きていける人にやさしい国だったのだ。
その時代、西洋でも他のアジアの国でも障害者として生を行けたならば、とても生きていけないのが常識だったのである。
おそらく生まれてすぐ殺してしまうか、生きていても一生部屋の中で暮らすしかない。一歩外に出たら身ぐるみ剥がされて放り出されるのだから。
だから白人が日本で見た、多くの障害者が健常者と普通に生活している光景は、障害者を異常に生み出す奇形の国と映ったのだ。
しかし事実は、すでに世界に先駆けて人道と言う観念が日本にあることを理解した白人達は、同じアジアの国と見ていた日本をまったくそれらとは異なる特別な文化、社会を持った国と評価し始めたのである。
そんな国を今に伝えてくれた先人に感謝しましょう。