ロンドンに来てしばらくしてから、日本のニュースを見た。
電車が停止線より少し進んでしまったことや、ほんの少し時間を遅れてしまったことで、謝罪しているニュースを見たような気がする。

ロンドンの地下鉄に乗ってた時のことである。全ての駅に止まるはずの電車なのに、なんと駅を通過したのである!
一緒に乗っていた乗客は、「オーマイガー」とか言いながら、お互い目を合わせて少し笑みを浮かべ、🤷‍♀️こんなポーズして、次の駅で降りていた。誰も運転手を責めたりしなかった。
バスもそう。そもそも時刻表なんて、ローカル路線には存在しない。
約束を守ることは大切だし、守ろうねって子供に教える。だけど、それができなかった相手を責めたりするのは、お互いに苦しいことだ。
人のことを責める理由って、なんだろう。
約束を破られて自分が傷ついたり、許せなかった場合は、ただ、その人から離れたらいいと思う。

責めないと分かってもらえないから、責めるんだ、という人がいる。
わかり合いたいと思っている場合は有効だと思う。
ただ、責めてそれで終わりにしたいのは、お互いにとって有効ではないと思う。
これが、職場だと、話は別で、逃げたくても逃げられない。だから、心が辛くて苦しくなる。分かり合えなくてもやり遂げないといけないことがあるから。
そんな時のために、相手を変えようとするよりも、自分の感情や、心を無にする力を得る。