第一生命ホールディングスは、2026年4月1日(水)に「株式会社第一ライフグループ」に商号を変更し、グループ名を「第一生命グループ」から「Daiichi Lifeグループ」に変更することが報じられました。
このグループ名の変更を伝える新TVCM「Daiichi Lifeになぜ変わる?」篇がテレビで放映されていますよね。
Daiichi Lifeグループが生命保険事業から事業領域を拡大し、「人生をまもる会社から人生をひろげる会社へ」進化することを「生き方ひろげる」と表現するCMになっているそうです。
1. 「保険を売る会社」から「人生の伴走者」への変革
これまでの生保は「万が一の不幸(死や病気)」に備えるための商品が中心でした。しかし、人生100年時代といわれる今、顧客の関心は「死んだ後」よりも「いかに長く、健康で、豊かに生きるか」に移っています。
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脱・生命保険: 「生命」という言葉を外すことで、保険以外のサービス(健康増進、資産形成、介護、子育て支援など)を違和感なく提供できるブランドイメージを作ろうとしています。
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「守り」から「ひろげる」へ: 第一生命の「人生をひろげる」というフレーズが象徴するように、生活のあらゆるシーンで接点を持つ「プラットフォーム」への進化を目指しています。
日本の人口減少により、国内の新規保険市場が劇的に伸びることは期待しづらい状況です。そのため、保険料以外の収益の柱を作る必要に迫られています。
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積極的な買収(M&A): * 日本生命: 介護最大手の「ニチイホールディングス」を買収。
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第一生命: 福利厚生大手の「ベネフィット・ワン」を買収。
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エコシステムの構築: 介護・ヘルスケア・家計管理といったサービスを自社グループで揃えることで、顧客が一生を通じて自社のサービスを使い続ける仕組み(エコシステム)を作ろうとしています。
第一生命が「Daiichi Lifeグループ」へ、明治安田生命が「明治安田」へ通称を変えるのは、海外事業の拡大も強く意識しています。
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海外への投資: 多くの生保がアジアや米国の保険会社に出資・買収しており、海外利益の割合が年々高まっています。世界で通用する、よりシンプルで親しみやすいブランド名が求められているのです
今の生保各社の戦略を一言でいえば、「保険という『商品』を売るのではなく、人生のあらゆる課題を解決する『生活インフラ』になること」です。
社名から「生命」が消えていくのは、彼らがもはや単なる保険会社ではなく、私たちの「生き方そのもの」をサポートする巨大なサービス集団に生まれ変わろうとしている決意表明といえるでしょう。
