和歌山県 串本町
ここには日本とトルコの歴史があります。
 
 
こんな綺麗な海なのに
1890(明治23)年 トルコ(オスマン帝国)の
軍艦がこの地で遭難しました。
当時ヨーロッパ列強と不平等条約で苦しい立場にあった
両国です。
平等条約の促進と親王殿下の訪問の返礼のために
(とんで)イスタンブールから日本にきました。
 
  
少し観光地化していますが
(トルコ絨毯とトルコアイス売ってます)
歴史を知るのに行くといいと思います。
 
 
エルトゥールル号は明治天皇に謁見し
大歓迎をうけ日本に三か月滞在しました。
 
 
帰途につく九月は台風の時期で
日本側は引き止めましたが
国の事情もあり急いで横浜から出向しました。
そして残念なことに和歌山県沖で台風に遭遇
してしまったのです。
 
乗組員の慰霊碑です。
587名の方が亡くなりました。
 
 
猛烈な波と風に岩礁に激突し
船は爆発したそうです。
 
 
なげだされた人は何とか
真っ暗な台風の海の中
この灯台だけをたよりに助けを求めます。
 
 
そしてこの串本の人たちが不眠不休で
救助 介護 遺体捜索 引き上げにあたります。
 
 
日本全国からも多くの物資や義援金が集まったそうです。
日本って本当にいい国だと思います。
 
 
そんな歴史がここトルコ記念館で見ることができます。
 
 
赤十字社も尽力します。
日本赤十字社の始まりは西南戦争からです。
日本人同士が争った最後の内戦・・・
新選組斎藤一も参戦しています。
 
 
トルコ記念館
 
 
近くに日米修好記念館があり共通券もあります。
今回は行かなかったのですがペリーが浦賀に来る60年も前に
ここにアメリカの軍艦が来たそうです。
 
海なし県にはない歴史がここ和歌山県にはいっぱいありました。
 
 
 
 
 
 
 
トルコ記念館はフラッシュをたかなければ
撮影可でした。
読み物が多かったです。
 
 
 
 
感想を書くノートが置いてありました。
トルコの方がたくさん訪れているのが分かりました。
びっしり書かれていて・・・
読めんけどね。
 
 
この遭難にわたって日本政府が迅速に動いてるのが分かりました。
 
 
最後は軍艦で無事だった人達をトルコまで送り届けます。
その軍艦に坂の上の雲に出てくる
後の海軍中将秋山真之も乗船していたそうです。
ドラマでもっくんが演じました。
もっくん ジャニーズやめていい俳優になりましたね。
 
 
 
二階にあがるとエルトゥールル号が遭難した場所が
分かりました。
遠い外国の海で亡くなるのは本当に切ないです。
 
 
 
日本とトルコの話はこの後も続きます。
1985年のイランイラク戦争です。
イラクのサダムフセインは突然
48時間後からイラン上空の飛行機を無差別に攻撃すると宣言しました。
当時イランには200人以上の日本人が残されていました。
タイムリミットが近づく中
トルコ航空は日本人全員を乗せて脱出しました。
 
その時 日本政府マスコミはなぜトルコがそこまでしてくれてのか全く分かりませんでした。
答えは、そうエルトゥールル号のお礼です。
この話はトルコの教科書に掲載されていました。
 
 
 
 海難1890
映画化されていたのは知っていました。
あ〜見ればよかったです。
 
 
 地震の多いトルコと日本
 
 
 少ないけど募金しました。
今トルコはNATOに加盟していますが
ロシアとも仲良く?て……
クルド人問題もあります。

災害が起きたら世界は助け合うのに
なぜ戦争するのでしょうね。
と、今日は真面目にしめて終わります。
 
 
 

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