3月3日、ひな祭り。

女の子の健やかな成長を願う日

なのですが、実は家族の“片付け力”も試される日でもあります。

押し入れの奥から一年ぶりに登場するひな人形たち。

「お久しぶりです」と言わんばかりの優雅なお顔。

けれど飾る側は、赤い毛せんを敷き、五人囃子の位置に悩み、

「あれ?右大臣どっち?」と軽くパニック。

まるで歴史ミステリーです。

もともとは紙の人形に厄を移して川に流す“流し雛”がルーツ。

つまりひな人形は、身代わりヒーロー。

そう思うと、あの静かな笑みも「任せなさい」と頼もしく見えてきます。

ちらし寿司にひし餅、はまぐりのお吸い物。

色とりどりの食卓は、春の予告編のよう。

そして毎年ささやかにささやかれる都市伝説。

「早く片付けないと婚期が遅れる」。

真偽はさておき、これが効く。

翌日には家族総出でスピード収納。

行事とは、願いと笑いとちょっとしたバタバタでできているのです。

今年もどうぞ、笑顔満開のひな祭りを。

ではまた