【講演依頼】
 
お久しぶりです。
 
先日、ありがたいことに県職員(学校事務)の方々向けに講演をしてくれないかとの依頼をいただきました。
 
 
これまで講演なんてしたことはないですが、二つ返事で「やります」と答えました。
 
 
やりますと言ったのはいいものの、果たして何を話せばいいのだろうか。
 
 
なぜ私が抜擢されたのか。
 
 
聞くところによると、会社員でありながら本を出版したり雄物川100キロ漕いだり、カヌー教室を始めたりと、そのあたりの原動力やモチベーションについて話をしてほしいとのことでした。
 
 
いいね。
「モチベーション」
これについて話をするなら多分1時間じゃ足りない。
 
 
なぜなら私は「モチベーション」や「やる気」に関しては超否定的だから。
 
 
根性や無理、我慢、忍耐も嫌い。
 
 
それよりだったら自分の好きなこと、得意なこと、意識せずに出来ることにフォーカスを当てたい。
 
 
そこで重要になってくるのが「モチベーション」
 
 
モチベーションをあげるって聞くと、何となく良いように聞こえる。
 
 
ただ、モチベーションが上がらないとできないこと、やらないこと。
 
 
これらの重要度が高いと私は思いません。
 
 
モチベーションを必要とすることは、本来は“やりたくないこと“だったりする。
 
 
例えばわかりやすく言うと、ダイエット・・ジム通い・・テスト勉強・・などなど。
 
 
一時はやる気になって頑張るけど、それらが続いたことはない。
 
 
こんな経験ありませんか?
 
 
モチベーションってのは上がったら必ず下がる。
 
 
そして下がったらまた上げる作業が必要になる。
 
 
 
これを繰り返すとどうなるか。
 
 
大変だからやめるんです。
 
 
 
だからモチベーションを上げてする行動は一過性のものになりがち。
 
 
 
私もかつてはモチベーションを必要とするものに対して一生懸命取り組んでいたことがあります。
 
 
カヌーの現役時代なら「食事」
 
 
痩せ型で常に「体重増加」が目標だった私は、毎日の食事が苦痛でした。
 
 
それでも勝つためにはやるしかないと思って栄養のセミナーやアスリート向けの食事研修などに参加してモチベーションを上げました。
 
 
 
 
その結果が「摂食障害」
 
 
 
 
保険屋になってからもモチベーションを必要とする行動はたくさんありました。
 
 
飛び込み営業や知人への無理やりなアプローチ。
 
 
本来はやりたくないことを研修や会議などでモチベーションを上げて取り組む。
 
 
その結果がこの業界の3年以内離職率93%という数字が表していると思います。
 
 
 
だから私は自分がモチベーションを必要としないことにフォーカスを当てようと考えました。
 
 
 
こうやって一人もくもくとパソコンで文章を書くこと。
 
 
これは好きでやっていることなので、なんのモチベーションも必要ありません。
 
ストレスもありません。
 
 
それが本の出版に繋がりました。
 
 
今までやってきたカヌー。
 
 
もう一度選手になれと言われたらモチベーションが必要になりますが、ただ遊びの範囲で漕ぐ分にはやる気も何も必要ありません。
 
 
それが雄物川100kmを漕ぐことやカヌー教室に繋がりました。
 
 
 
自分から保険を売りに行きたくないから、好きなことをして自分の宣伝をすることに専念しました。
 
 
そしてお客さんの方から「石井に相談したい」という数を増やすことができました。
 
 
 
自分以外の人からしたら、モチベーションがないとできないことかもしれない。
 
 
でも私にとっては好きなことで得意なことでストレスにならないこと。
 
 
だから続けられるのです。
 
 
 
それは誰にでも必ずある。
 
 
講演ではそんなことは深掘りして話をしたいなと思っています。
 
 
得意分野です。