安倍自民党政権と金融市場をうらなう。 | 『長期投資、これが日本を救う道』

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平成24年12月17日です。


昨日の総選挙で安倍さん率いる自民党が

歴史的な大勝利となりました。


現在、マーケットは開いておりませんが

シドニー市場では為替相場が大幅に動いています。

もちろん、円安ドル高の流れです。


安倍政権はこれから、

2%程度のインフレを巻き起こそうとしています。

通常、インフレが起こるとそれにつれて

金利も上昇していきます。


しかし、おそらく安倍さんは

金利の上昇を可能な限り抑えようとするはずです。


なぜなら、金利上昇は国債の利回りの上昇を意味し

過去に私がブログで書いたように

それ自体が財政への圧力になるからです。


安倍さんのシナリオは金利はゼロ金利を維持しながら

物価だけ2%上昇するというストーリーだと推察します。


そのためには、日銀による国債の大量引受けにはじまり

、ゆうちょ、銀行などに眠っている国民の資産を総動員するはずです。


ここで一般の国民が注意すべきことがあります。

インフレが2%すすみ、預貯金はゼロ金利のままだと

資産の目減りが始まるのです。

去年まで100万円で買えていたものが今年は

102万円出さないと買えなくなる。

しかし、預貯金は100万円のまま。


おそらく、安倍さんはこの絶妙なラインを狙ってくるはずです。


この政策に対し、国民はある程度のリスクを受け入れながら

インフレに対抗できる資産を保有せざるを得ないでしょう。


本当のファイナンシャルプランナーの出番がいよいよ日本にも

訪れるかもしれません。


本日の市場を含め、

しばらくは為替、株式相場から目が離せません。