こんにちは。
今日は、自動車保険のご契約者の方から、保険商品について問い合わせがありました。
このお客様の弟さんが、『自動車修理工場』を経営しているそうで、
その保険商品について相談に乗って欲しいというご依頼です。
相談の内容は、
『整備や車検でお客様の車を運転中に事故を起こした場合、
お客様の自動車保険を使わせていただく事はできないので、
何か良い方法はありますか』
という内容でした。
このような場合に対応する保険は、【整備受託自動車保険】という商品があります。
個人契約の自動車保険には、『他者運転危険担保特約』が自動付帯されている事が一般的ですが、
このお客様のように、事業の用で借用する自動車の場合、この特約では保険金をお支払いできません。
補償の内容は、一般の自動車保険と同様に対人賠償/対物賠償/搭乗者傷害保険など、となります。
また、お客様からお預かりした自動車の車両自体の破損については、
【自動車管理者賠償責任保険】という商品でカバーします。
お預かりしている間の、車の破損/盗難などの場合に保険金をお支払いする事ができます。
このお客様、【自動車管理者賠償責任保険】には加入済みでしたので、
【整備受託自動車保険】をご検討いただく事となりました。
保険料の算出に際しましては、
●整備従事者数
●各補償の保険金額
といったところでしょうか。
※保険会社により、算出に必要な情報が異なる場合があります。
その他、中古車/新車を販売する業者の方の場合、【販売車 自動車保険】があります。
お客様が試乗中、または納車や登録のために従業員の方が運転する場合の、
いわゆる【在庫車】の自動車保険です。
このお客様は、整備のみで車の販売はしていないという事ですのでこの保険は不要ですが、
自動車の販売もする業者の方の場合、【整備受託】/【販売車】の両方の保険の加入が必要となります。
自動車保険の種類も、複雑ですよね・・・
では、これからお客様を訪問してきます