2010年5月9日 旧暦3月26日 仏滅 己未(つちのと・ひつじ) 

5月の第2日曜日は「母の日」。

母への感謝の気持ちを表し、母親健在の人は赤いカーネーション、母を亡くした人は白いカーネーションを飾ります。

母の日の習慣は、アメリカで始まりました。

アンナ・ジャービスという女性が、亡くなった母親のありがたさを実感し、母親のための祭日をつくって国中で祝うことを提案します。

1908年(明治41年)の命日に最初の「母の日」として追悼会が行われ、参加者に母が好きだったカーネーションを配ったことから、カーネーションが母の日のシンボルになりました。

その後も「母の日」をつくる運動は続けられ、1914年(大正3年)、当時のウイルソン大統領によって、5月の第2日曜日が「母の日」として正式に認定されました。

母の日には、母への感謝の意を込めて、母親健在の人は赤いカーネーション、母を亡くした人は白いカーネーションを胸に飾りましたが、いつしか母にカーネーションを贈る習慣に変わり、今では花に限らず様々な品を贈るようになりました。

母を祝う風習は大昔から世界の各地にみられ、古代ギリシャでは、神々の母・レイアをたたえる春祭りが行われていました。

キリスト教ではイースター(復活祭)の4週間前の日曜日が聖母マリアをたたえる日で、自分の母親にも贈り物などをしていました。

この風習を踏襲しているイギリスでは、イースター前の四旬節の第4日曜日を母の日としています。

他にも独自の母の日を設定している国も多く、時代や民族を超えて、母は誰にとっても偉大な存在であることがうかがえます。


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