新章イケメン大奥*火影ルートの夢小説です。
本編とは違いますのでネタバレにはなりませんが、水尾様がちょっと強引過ぎるかな・・・。
かなり長文に仕上がったので、試しに一部を抜粋して載せてみます。
水尾様と祝言を挙げる前の主人公(一花)の夢小説
火影は時間をかけてゆっくりと私を見つめる。
火影「つらいと思うけど、祝言まで頑張ろう。俺が付いてる・・・大丈夫、その衣装は形だけのものだよ」
そう言うと優しく唇を重ねた。その時、パタパタと慌てて走ってくる音が聞こえ、勢いよく襖が開いた。
侍女「申し訳ありません!髪飾りが見つからなくて・・・・あら?」
戻ってきた侍女が私の頭に飾られているそれを見て、驚く。
一花「ここに落ちていたから、自分で飾ってしまったが・・・おかしくはないか?」
侍女「いえ・・・。では水尾様がお待ちですので、どうぞ」
一瞬、不審に思うような目つきで私を見ていたが、笑顔を作って私を水尾様の部屋へと案内する。
侍女「水尾さま、家光様の支度が整いましたので、お連れしました」
水尾「待ちくたびれたぞ。・・・入れ」
襖が開くと、水尾は盃を片手に酒を飲んでいたが、盃を持つ手を止めその目を大きくした。・・・・・。一花は、しばらく俯いていた顔を上げると、身体のすみずみまで見透かすような水尾の視線に、背中がぞくりとする。
水尾「へえ・・・。女って化けるもんだな。・・・こっちへ来いよ」
水尾様が右手を差し出す。その手を睨みつけたまま精一杯の抵抗を見せていると、強引に右手を掴まれて、そのまま勢いよく水尾様の胸に倒れ込んだ。
水尾「祝言までは待つ気でいたが・・・気が変わった。お前たちは下がっていろ」
侍女たちは頭を下げ、襖を閉めて出て行く。
一花「水尾様、何を・・・」
水尾「何って、いずれは夫婦になる身だろうが」
言いながら首筋を強く吸われ、甘く噛まれる。
一花「や、やめて下さい!これでは話が違います!」
水尾「だから、気が変わったんだよ」
水尾様に体を押さえつけられ、脚も水尾様の脚で挟みこまれてしまった。うなじから鎖骨へと水尾様の舌がゆっくり下りて行く。
一花「嫌っ・・・」
唯一自由になる手で水尾の胸を押さえ制止しようとするが、そんなものは何の抑制にもならず、逆に水尾の気持ちを煽ってしまったようだ。
水尾「お前にいいことを教えてやるよ。男は、逃げられると絶対にそいつが欲しくなる。その女が自分のものになるまでな・・・。だから、お前のそういう反応は、逆効果だ」
一花「いやっ・・・火影っ!」
畳に押し倒されるとそのまま口づけられ、薄く開いた口の隙間からは強引に水尾の舌が滑り込んできた。逃げる一花の舌を水尾の舌が追い、部屋にはいやらしい水音がしばらく響く。絡みつくような口づけの後、水尾はそのまま顎のラインから胸元へと口づけをおとしていくと、そこに薄くではあるけれど桜色の印が付けられていることに気付いた。
水尾「・・・なるほど。影武者は江戸城の護衛とデキてたってわけか・・・。こりゃあ、計算違いだったな。できることなら初モノを味わいてぇとこだったが・・・まぁいい。それにお前の番犬なら、今頃夢の中さ」
一花「火影に何かしたの?」
水尾「飯に少し薬を盛っただけだ。死にはしねーよ」
着物を肩まで下ろされると、私の奥からさらに快感をよびよせようとするかのように、舌が、指が、視線が、私の身体を襲う。脱がされかけた着物は、すべて脱がされるよりも淫らで、ことさら羞恥心を煽った。慣れた手つきで後ろを向かされ、後ろから抱きしめるように背中に水尾の舌が這う。
一花「・・・っ・・・」
一花は暴れながらも伸ばしていた手が小さな盃に届くと、それを水尾の顔めがけて投げつけた。
水尾「・・・っ」
盃は勢いよく水尾の左頬に当たると、赤い線を描き、そこからうっすらと血がにじむ。
水尾「とんだはねっかえりだな・・・。だが、子猫を従わせる方法など、いくらでもある」
水尾は傍にあった一升瓶の酒を口に含むと一花の頭を両手で押さえこみ、無理やりこじあけた一花の口の中に自分の口に含んでいた酒を全て流し込んだ。
一花「んっ・・・!」
なまぬるいお酒が喉を通って行くと、すぐに身体の奥から熱が込み上げ、視界がほんの少しだけ揺れた。驚いて畳に手をつこうとしたけれど、傾いた一花の体を水尾が受け止める。まるで抱きしめられているような格好に驚いて身を引こうとしたが、ぎゅっと水尾の腕に力がこもったような気がして、身を固くした。
水尾「家光も酒は弱かったが、お前も同じらしいな。・・・それに、これは酒の中でもかなり度数の高いものだ」
顔を上げると水尾の顔が驚くほど近くにあった。慌ててうつむくと、強引に顎をつかまれ、水尾の舌が一花の唇のはしから丹念に舐め始める。酒を飲まされたせいで一花は身体の芯から熱が込み上げ、頬は赤く染まり、熱い吐息がこぼれ出す。それによってさらに煽られた水尾の唇は激しさを増し、一花の首筋を這っていく。
一花「・・・嫌・・・」
水尾「嫌だと言っても、俺は、こういうことが許される立場にあるんだよ」
逃げ出したくても、頭がくらくらして立つことさえ出来ない。水尾は一花の背中と膝裏に腕を入れると、いとも簡単に抱き上げて奥の襖を開け、そこにあった褥に一花を降ろした。
一花「水尾様、お願いです・・・」
水尾「いいから、今は黙って俺に喰われろ」
言いながら一花の上に馬乗りになると、帯を解きはじめた。辺りには衣の擦れる音だけが響く。脱がせていくと腰から一花の懐刀が現れ、水尾は口の端を吊り上げてニヤリとする。
水尾「俺を殺すつもりだったのか?残念だったな・・・」
懐刀を放り投げると、円を描くように宙を舞い、畳に落ちるとその先についた鈴がリン、と鳴る。
水尾「大人しくしていれば、すぐに良くなる」
逃げ出したくても上か下かも分からないほど天井は回って見え、必死に水尾に抵抗しているが身体にうまく力が入らない。
一花「嫌っ、こんなのって・・・」
するとーーー。
火影「水尾様!!家光様をお迎えにあがりました」
言いながら襖を開けた火影は、目の前の光景に目を疑う。褥に薄い肌着だけで横たわる一花の上に、馬乗りになった水尾が一花の首筋に唇を寄せていた。
水尾「誰が入っていいと言った。」
火影「い、家光様!」
火影はずかずかと部屋に入ってきて、水尾の胸ぐらを掴んで壁に叩きつけるように押し当てる。
火影「・・・これが、あなたのやり方かっ!」
パンッと火影の手を振り払うと鼻で笑いながら
水尾「・・・気分がそがれた。今日のところは、おとなしくしてやる。」
そう言って着物の襟を整えると水尾は部屋を後にする。
火影が一花に駆け寄り、少しぐったりとした一花の身体を抱きしめると、一花の口からツンとする匂いを感じて顔を歪ませる。
火影「これ・・・かなりきついお酒だよね。飲まされたの?」
一花の状態からして、酒は自分で飲んだものではないことが分かる。少し震えながら力なく火影にしがみつく一花を体で感じると、抑えきれないほどの怒りが込み上げてきた。
火影「もう大丈夫だよ、とにかくここを出よう」
火影は一花に自分の羽織を掛けると、優しく抱き上げて水尾の部屋を出た。
――――――。
目が覚めた時には、辺りはもう薄暗くなっていた。
一花「・・・ん・・・」
見覚えのない部屋に違和感を感じながらもふらふらと起き上がると、なぜか頭の奥が痛い。片手で額をかかえた瞬間、自分の身に起きた事がすぐに思い出されて、全身から血の気が引くのが分かった。
一花「・・・ぁ・・・」
水尾にされたことを思い出すと、止めどなく涙があふれてくる。
火影「一花・・・」
いつからいたのか、ずっといたのか、そばには火影が座っていた。
一花「嫌・・・」
逃げるようにする一花を、火影は苦しいほど強く抱きしめた。
どのくらい泣いていただろう。火影はそれ以上なにも言わずにずっと、泣き続ける一花を抱きしめていていた。
火影「ごめん・・・俺のせいだ。俺が助けに来るのが遅かったから・・・」
一花「・・・ううん。火影は来てくれたもん。それに・・・朝廷に来ることを決めた時、命を落とす覚悟もしてた・・・。でも、命を落とすよりつらかったな・・・火影にだけは、見られたくなかった・・・」
一花の髪を撫でていた火影はしばらく黙っていたが、その重い口をゆっくりと開いた。
火影「・・・ちょっと遅れたけど、ちゃんと一花を助けられて良かった。」
一花「そうだ、ご飯に薬が入れられてたんじゃ・・・」
火影「うん。でもこういう時の為に普段から少しずつ毒を摂取して体を慣らしてるから、俺には完全には効かなくて・・・侍女たちの様子がおかしいと思っていたら一花の鈴の音が聞こえたんだ・・・・」
火影は一花の髪を撫でながら、きゅっと更に抱きしめた。
火影「今夜は宿を取ったから、安心して」
―――――。
一花は火影のすすめで湯殿に入って気持ちを落ち着かせることにした。火影のお蔭で水尾とは未遂に終わったことを知るが、幕府のためとはいえ、明日からまたあの屋敷に居続けなければならないことに不安を隠しきれない。いつまた水尾に襲われるかわからない、麻兎の書状が間に合わなかったら水尾と祝言をあげることになる、これからのことを考えると、一花の胸は押しつぶされそうだった。火影と一緒にいられるこの宿で、このまま時間が止まればいいのにとさえ願う。そして一花の中に、ある一つの想いが浮かび、恥ずかしさで湯の中に深く身体を沈めた。
―――――。
火影「じゃあ、おやすみ。一花が眠るまで、俺はそばにいるから」
そう言うと、安心させるように優しくつないだ手を見せる。
一花「ありがとう・・・火影」
優しくほほ笑む火影を見て、好きという気持ちが胸の奥から溢れるように込み上げてくる。
一花「火影・・・あの・・・」
火影「・・・何?」
こんなことを女の自分から言うのは、すごくはしたないことだと思う。もしかしたら嫌われてしまうかもしれない。でも、無理やり誰かに先に奪われてしまうより、愛する人の温もりをちゃんと知っておきたい・・・。意を決して深呼吸をし、頬を赤く染めながら俯くと、火影の手を握ったまま震える唇で呟いた。
一花「ちゃんと・・・私を火影の彼女にして・・・」
潤んだ目を火影に向けると、その意味を理解したように火影も見つめ返していた。
そして、私の額に火影がそっと口づけを落とす。
火影「・・・いいの?」
一花「・・・うん・・・」
俯いて答えると、ついばむような口づけは、次第に深い口づけへと変わっていった。その口づけは、激しい水尾とは違って、安心できる優しさのあるものだった。味わうように深く深く舌を絡める。
火影「一花・・・」
火影は褥に手を付いて私に体を寄せる。そうしてまるで壊れ物に触れるかのように、指先で私の頬をなぞった。
火影「・・・熱いね」
一花「・・・それは、火影が触ってるから」
火影の唇が下へと降りて私の首筋を伝うと、ぴくんと一花の体が小さく跳ねた。
この後は、描写がかなりアダルトになってしまったので省きます!
