- マーク・ヒューズ, 依田 卓巳
- バズ・マーケティング
バズ・マーケティングの実例+実例の論理的解説 ⇒ 方法論
大雑把に言って、そんな流れでこの本は書かれています。
この本を読んで、ある程度「バズ・マーケティングの仕組み」を理解したら、次は、いまの日本で起こっている事例を分析すると、おもしろいだろうなぁ、って思いました。
というコトで、いま自分も巻き込まれた事例を紹介&分析!
【ゲド戦記・DVD販売プロモーション】-------------
▼「ゲドを読む」
http://club.buenavista.jp/ghibli/special/ged/about.jsp
これは、ジブリの「ゲド戦記」のDVD販売プロモーション企画です。
企画は、糸井重里さん、ADは佐藤可士和さんです。
企画内容は、上記のサイトを見ていただくとして・・・
この企画の「すごい」と思った所を、箇条書きで分析してみたいと思います。
・ゲド戦記の映画の評判はイマイチだった。
⇒それゆえ、【ゲド戦記の映画(DVD)】として、広告するのではなく、【ゲド戦記そのもの】を広告することにしている。
⇒それゆえ、ジブリファン以外の層をも取り込むことに成功している。(私も含む)
・プロモーションではなく、コンテンツとして成立している。
⇒フリーペーパーなのに、文庫本(208ページ !! )という異例の豪華さ。
しかも、中沢新一や河合隼雄という著名人が寄稿している。
・5色あるが、1店につき1色しか配布していない。
⇒コレクター欲を掻き立てる。(これは本意ではないかも、だが)
・このキャンペーンの異例さゆえ、新聞・雑誌・ブログなどで取り上げられる。
⇒これ、下手したら、ヤフオクとかで出品されるかもしれませんね。。
と思って検索してみたら・・・配布開始から3日しか経っていないのに、既に162点も出品されてました。
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広告は、コンテンツへ。
そんな流れを感じたキャンペーンでした。