若いときは3分間の試合をフルに動いて戦えたものが、歳を取るとそうはいかなくなります。

まず体力が衰えてきます。
体力が衰えると、呼応するように気力も落ちてきます。
これではおもしろくありませんね。
過去の経験を活かすためにも〝瞬発力〟と秒単位の〝集中力〟だけは維持したく、練習を重ねています。

『護身』
相手は1人、相手が武器を隠し持っていない前提で話をしていきます。

いまにも暴力に巻き込まれそうな場面では自分の間合いを確保する必要があります。
自分の間合いとは〝最も得意とする技で攻防できる空間〟と考えます。
護身は試合ではありませんから、自分から間合いを詰めていく必要はありませんし、距離があれば瞬時に場を離れたほうが賢明でしょう。
それでも相手が追ってくるような場合、足技なら後ろ蹴りや横蹴りなどの直線技でカウンターを狙い、手技ならバックハンドブローなどの奇襲技でカウンターを狙うのが効果的なのですが、普段から練習しておかないと咄嗟には放てません。
とくに蹴り技は不安定な足場ではうまく決まりませんから、野外の練習が必要になってきます。
足場が不安定な芝生や砂利、砂の上で練習することでバランス感覚が養えます。
最初は難しいですが、徐々に慣れてくると思います。