イーノといえば、U2やコールドプレイのプロデュースで有名です。
そんな彼の過去の名盤が再発売されます。
アンビエントミュージック(環境音楽)の先駆けとなった歴史的名盤。
このたび期間限定盤として再発売です。
もともとはカナダ、トロントの空港のラウンジで
本当に流す予定のBGMとして意図されたものらしいです。
BGMとして、主張しすぎず、ノイズに流されずの
絶妙なバランスの上に成り立つメロディ。
様々なパターンを周期の異なるテープに乗せて
各々を延々とリピート再生するという作品。
もちろんそのタイトル通りアンビエントとしてかけ流してもよいのですが、
単純なシステムによってもたらされる複雑な時間のズレであるとか
2~3の音の間の相互作用として生まれる響きをひとつひとつ聞き取るだけでも
相当に趣き深く楽しめる作品です。
曲は長いが一つとして同じ響きが聞こえることはないので飽きは来ないです。
ちなみにトロントの空港では、BGMとしては無気味すぎる、
と意外と不評だったとか。
生まれてくる時代が早すぎた一枚だったのかもしれない。
その分、今でもまったく色あせない普遍的な美しさがある。
このCDを買ってはや十数年。
何度聴いたことだろう。
この一枚は私の部屋にとって、もはや家具と同じと言っても過言ではないかも・・・。
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