デビューから2年位の、歌謡曲と演歌とポップスをごちゃ混ぜにしたような路線が好きです。
「だけど…」や「ビードロ恋細工」などの宇崎竜童路線や、
「パープル・シャドウ」なんかの都倉センセイものもいい。
でも筒美先生の「女ともだち(未収録)」なんかはイイ曲だけど、
なんかスリルを感じられないんですよね。
相性なのかもしれないけど、ラストシングルもそんな中途半端な印象が拭えません。
79年の紅白に一回落選して心を入れ替えたらしく(引退まで考えたと言っていた!)、
以降のニューミュージック寄りになってからは、ぐんと丁寧に歌うようになった気がするんですが、
それに伴って、独特の魅力は少し薄まったような…。
いずれも名曲ばかりなんですけどね。
B面の「潮騒のメロディー」が有線で火がついたため差し替わり、
低迷期の突破口となるロングヒットになりました。
そのせいで翌年新春に出る予定だった「どうして私を愛したのですか」が発売延期に。
そして次のSASのカバー「私はピアノ」が大ヒット…。
このへんの流れが「みづえジャンル」を確立したような気がします。
デビュー曲の「ガラス坂」からそうでしたけど、カバーも多かったですね。
「真夜中のギター(未収録)」、音つばめの「愛の終わりに(未収録)」や、
最後のベストテンヒットになったサザンのカバー「そんなヒロシに騙されて」などがありました。
「そんなヒロシに騙されて」以降は、作詞の中山丈二や作曲の堀江童子をはじめ、
三ツ木清隆らと競作になった「秋冬」や、村下孝蔵の曲といった”しっとり路線”か、
「悲しきロンリー・ガール(未収録)」や「原宿メモリー」といった軽い”ポップス演歌路線”か、
という感じでしたけど、いずれもみづえさんならではの楽曲でしたね。
じっくり聴いても、ホントいい曲ばっかり。なにしろ、改めて感じますが歌はウマいです。
歌のウマさ、器用さに復帰を望む声も多いようですが、ほとんど表には出てきません。
ホントの歌謡曲が歌える数少ない歌手の一人だから、歌手活動を再開してほしいものですね。
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