ポリスを離れたスティングの活動を確立した名作。
今回、高音質SHM-CD仕様のCDで再発売されます。
これまでのバンド・スタイルを基本に、
各曲ごとに一流ミュージシャンを招き制作されたアルバムです。
バンド・メンバーはロックやジャズ界から
エリック・クラプトン、マーク・ノップラー、ギル・エヴァンス他を招いています。
ポリスの活動を離れてスティングが最初に目指したものはJAZZの世界でしたが
ソロ初の「ブルータートルの夢」ではロックとJAZZの雰囲気が半々といった印象を受けます。
しかし、続く87年秋に発表された「ナッシング・ライク・ザ・サン」では
なんともジャジィなスティングの目指す世界が見えちゃいました。
今でこそ個人的にはスティングの最高傑作とこのアルバムを評価しておりますが
当時はちょっと陰鬱なイメージを持ったものでした。
そうですね・・。アルバム全体が暗雲に包まれているような・・。
その頃はまだリスナーとして未成熟だったので思いっきり敬遠していたのです。
最初にシングルカットされた”ウィル・ビー・トゥゲザー”はチャートアクションも
それほど盛り上がらなかったような気がします。
きっと、ポリスの頃からスティングを追いかけていた多くのファンは
曲の雰囲気に取り残された感じがしたのではないでしょうか。
(でも・・・今改めて聴くとカッコイイ曲なんだなぁ~)
そして何と言ってもこの曲”イングリッシュマン・イン・ニューヨーク”。
今ではスティングの代表曲とも言えます。
この曲はがリリースされた当時よりも後の時代に盛り上がって行った不思議な曲です。
90年代に入って”ジャマイカ・イン・ニューヨーク”なる曲でレゲエ・カバーされていたりと話題の多い曲です。
アルバム「ナッシング・ライク・ザ・サン」からは、これ以降もシングルが次々に発表されていきますが
そんなに一般ウケはしていないような気がします。
それはポリス時代に比べると地味になっていくスティングへのリスナーの戸惑いともとれますが・・・
1988年に最高位全米9位をマーク、年間チャートでは全米24位と、そこそこのセールスは記録しています。
が、このアルバムは当時よりも後に評価を得た作品だとも言えます。
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