蔵出し第三弾 捜索願い | ラジオ ポロシャン

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ラジオが危機的と言われる。でもラジオが好きな方は多い。ラジオは他の作業をしながら聞ける。聞く人たちが自由にイメージできる。テレビはこれなんだ! とイメージを固定される。ラジオ的表現をここでやってみたいと思います。


「うちの娘が行方不明なんです!」

警官
「今、忙しいから後にしてくれるかい?」


「後にしてくれって、行方不明になって 一週間になるんですよ」

警官
「一週間?、こっちはずっと前からの行方不明を追っているんだ」


「前からの追っているっていつごろなんです」

警官
「詳しくは教えられない、プライバイシーだから」


「あんたがダメなら他の人に頼んでくださいよ!」

警官
「悪いけどみんな塞がっているんだよ」


「あんた、さっきから人の話を聞かずに本ばかり 読んでいるじゃないですか!」

警官
「何を言うんだね、これはれっきとした捜査資料だ」


「私にはただの本にしか見えないんだが」

警官
「ただじゃ、ないよ一万円もしたんだ」


「捜査資料が一万円で販売されているんですか?」

警官
「ほら、ここに本体価格9525円と書いてあるだろう」


「邪馬台国事典? それが何で捜査資料なんですか?」

警官
「卑弥呼の墓の場所についての資料なんだ!」


「前から追っている行方不明の事件というのはどうしたんですか?」

警官
「いや、その事件というのは、卑弥呼の墓の場所の事や!」


「じゃあ、あなたは我々の税金を遣って卑弥呼の墓を探しているんですか?」

警官
「勤務中は皆さんの税金だけれど、非番の時は自分のポケットマネーで 捜査しているよ」


「前から追っている事件だったらもう時効になっているんじゃないの」

警官
「卑弥呼が死亡した時間が判らないから時効もいつになるかわからん」


「勝手に人の墓を暴いたら罪になるの知っているでしょう」

警官
「本職だからあなたに言われなくても知ってますよ!」


「本職を放棄して卑弥呼の墓をあらしているとマスコミに言ってやる!」

警官
「ちょ、ちょっと待ってください、このことは誰にも言わないでくださいよ。 先ほどのお話をくわしく教えてください」


「娘が行方不明になったんだ!」

警官
「それは大変ですね親御さんとしては心配ですね。ちょうどお昼ですから、 パトロ-ル中ということで、私がお昼をごちそうしますからファミレスに 行きましょう」

ファミレス

ウェイター
「いらっしゃいませ! あッ! おとうさん!」


「!!」