ニュージーランドで保育者をしている直樹です。

 

今日は来年1月18日発売「ニュージーランドの保育園で働いてみた」のまえがき(はじめに)を載せたいと思います!

 

  目次

第1部 僕がみたニュージーランドの保育実践
序章 「生涯を通しての学び手」を目指すニュージーランドの教育
第1章 保育園の1日
第2章 子どもは遊びから学ぶ プレイベースドカリキュラム
コラム 保育者が子どもにかけるポジティブな言葉
第3章 子どもの価値ある学びを可視化するとり組み
第4章 アットホームな行事の数々
第5章 地域と保育園 保育園にかかわる大人たち

第2部 テ・ファーリキ理解の旅
第1章 初めて出会ったニュージーランドの保育実践への驚き
第2章 クラス担任になって深まったテ・ファーリキ理解
コラム 作成者の話からたどるテ・ファーリキの歩み
第3章 アセスメントとプランニングは同時進行
第4章 すべての子どもたちのためのカリキュラム

第3部 保育者が幸福を感じながら働ける環境作り
第1章 保育者のウェルビーイングを守る権利と制度
第2章 働きやすい職場の雰囲気作り
第3章 保育者の専門性を高めあう
コラム コロナ禍で体感したニュージーランドという1つのチーム

あとがきーーみんな学びの旅の途中

 

  はじめに

僕がニュージーランドに来た理由
 

僕は日本で7年間保育士をしたあと、2014年9月から幼児教育先進国と呼ばれるニュージーランドに移住し、

 

小さな保育園でのボランティアを経て2つの私立保育園で働いたあと、公立小学校で1年生の担任をし、現在は公立幼稚園で教員をしています。

この本は、ニュージーランドの保育と幼児教育の指針となるナショナルカリキュラム「テ・ファーリキ」に惚れ込み、どうしてもニュージーランドの保育現場で働きたいという夢を追って、30歳で船出した僕の7年間の体験記をまとめたものです。
 

渡航当初は、ニュージーランドの保育士資格をとるために必要なIELTSという英語の試験に合格するべく1日平均10時間、英語漬けの7ヵ月を過ごしましたが、残念ながら、読む、書く、聞く、しゃべるの4項目のうち1つも必要な点数には届きませんでした。

 

僕は日本でも、英語の点数が悪くて大学院に入れなかったほど英語が苦手科目だったので、仕方ないと思いつつ、

 

語学学校に行くお金が尽き、ワーキングホリデービザの期限も残りわずかとなってしまったので、ビザを延長するため、キウイフルーツ農園で肉体労働をはじめました。

 

世界各地から集まったワーカーたちと話している時間は本当に楽しく、キウイフルーツの収穫にもくわしくなってハッピーでしたが、ふとした瞬間に

「保育士になりたくてニュージーランドに来たのに俺は一体なにをやっているんだ!」

 

と叫びたい毎日でした。いえ、実際に叫んでいました(笑)。

 

その叫びが通じたのか、なんと、この農園で知り合ったキウイ(ニュージーランド人のこと)の家族のお子さんが通っていた保育園で、休みの日にボランティアをさせてもらうことができたのです。

 

そこの園長先生に、資格がなくても保育園で働けるという衝撃の事実を教えてもらい、驚きとうれしさと

「もっと早く知りたかった〜!」という嘆きでもだえたあと、その後もIELTSの勉強を続けてなんとかニュージーランドの保育士資格をとりました。

 

とってみると、それは保育士のみの資格ではなく、幼稚園や小学校も含めて0歳から8歳まで教えられる教員資格でした。

 

ニュージーランドには保育士と幼稚園教員の資格の隔たりがなく、資格試験もないことを知って

 

「なんてシンプルで合理的なシステムなんだ」びっくりと感動しました。

 

この教員資格制度や保育の質を保つとり組みがどう機能しているかについては、僕の教員資格が「仮免許」から本資格になるまでの経験とともに第3部にまとめています。


>>>まえがき、次回に続く!

 

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