小規模保育園は保育士、スタッフ自体が少ないので、いろいろな業務を各スタッフが行います。

保育のICT化を進めて事務関連の業務効率化を図ろうとしていますが、中には抵抗を感じるスタッフもいるのが現実です。

アナログなスタッフにICT化への興味を持ってもらいたいということで「IT運動会」を開催されたという取り組みを見ました。

 

IT運動会

大日本住友製薬が行った従業員がデジタル技術に親しむイベント「IT運動会」。

技術の進歩に腰が弾けるアナログな従業員にIT化への理解を深めてもらって、デジタル確信の推進につながることを狙ったイベントです。

勤務時間中に開催されていたので、珍しいことからニュースにもなりました。

●開催のきっかけ

ビッグデータやAI(人工知能)を営業活動や臨床試験(治験)、創薬研究などに活用しようと取り組んでいこうという取り組みは、素晴らしいことでも、社内では「デジタル化についていけない」「そもそもITって何?」という声も多かったとのこと。

そこでセミナーや体験コーナーを設けたイベントを開催することになったのです。

●のめりこめる要素

VR(仮想現実)を使ったシューティングゲーム、ドローン操縦の技術、AIによる歩行姿勢の年齢診断など数種目をチーム戦で競うなど、誰もがちょっとやってみたくなる体験イベントが揃っていました。

運動会でチーム戦、優勝チームには賞品ありということで、のめりこめる要素満載です。

 

保育園の見学にイベントとして

 保育料の無償化に際して、自治体でも児童票などの整理・選別をAIに任せるようになるのではという話も出ていましたが、保育士や担当者の中には同じようにデジタル化についていけない人は多いでしょう。

そういった方々に向けてセミナーや体験イベントを開催するのは、今後保育士の保育園見学に取り込んでいくのもいいかもしれませんね。

ICT化を進めている保育システムを開発している企業ではセミナーや導入保育園での体験会も行われていますが、子どもたちも巻き込んだIT運動会なら、スタッフも保護者も楽しく参加できそうです。

公立保育園や幼稚園などの園庭開放の時のイベントとしても使えるのではないでしょうか。