小規模保育園の立地や広さ、設備にもよりますが
毎年ありますよね、水遊び。
子どもたちは大はしゃぎですが、保育士たちは気が抜けません。
何かあってからでは遅いのでそのためにきちんと備えています。
AED講習会
AEDは大人と子どもで使用する場合の違いがあります。
心臓マッサージも同じく大人と子どもではやり方が違います。
AEDの子ども判定は未就学児まで。
心臓マッサージは中学生までです。
保護者向けのAED講習会は1時間ほどで終わるので、参加者数によっては講話を聞くだけで実践はありません。
しかし、保育士や教諭向けの講習会はしっかり3時間以上行われます。
ペアで横になり実際に想定される状況をロールプレイングします。
慣れないと恥ずかしがって人形に話しかけたり、周りに声をかけたり、指示を出したりするのをためらってしまいますが、即注意されますよ。
心臓マッサージや人工呼吸も人形を使ってやります。
これが結構体力を使うんですよね。
子どもたちと相対する場合はまた変わってくるんですけど。
きちんと知識を入れておくことでいざというときに動けるようにしときたいものです。
いざという時のために
「小児救急救護法(小児MFA)」の資格はご存知でしょうか。
病児保育を扱う施設はもちろん、一般の保育園でも取得していると重宝されます。
心肺蘇生法(CPR)や自動体外式除細動(AED)の使い方などといったことを学ぶものです。
世界中で認知認知されている、グローバルスタンダードな応急手当について学びます。
保育園でも何が起こるかわかりません。突如として子どもが倒れることもあるでしょう。
少人数制の小規模保育園であればなおさらAEDを正しく使い、正しい応急手当をすることができる保育士は貴重です。
非常事態に応急処置ができるかできないかで子どもの生死が左右されます。
命を救うのはあなたかもしれないのです。
子どもたちのために
子どもがちょっと転んだ時に大げさに声をあげる保護者や保育士もいます。
その声に驚いて子どもが不安になり大声で泣いてしまうこともあるでしょう。
転んで血を出したり、ぶつかって鼻血が出てしまったりということは日常的にあります。
そんな時にも慌てず騒がず正しい対処ができるように勉強して自分のものにしておくのも保育士としてのスキルを磨くことにつながるのではないでしょうか。