選別なき大学無償化はバラ撒き?「フィンランドとか大学無償だし!」と言うけれど。 | 東京ワーママdiary★小6抄録。母は中年の危機。

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一人息子は小学6年生になり、いよいよ中学受験生ですが、なんだか全然気持ちが入っておりません……



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わたしの意見として

多子家庭大学無償化は

まず少子化対策としてピンボケ

だと思っている。







「大卒を増やしたい」

という第二の意図が仮にあるとしても

それを少子化対策と抱き合わせにする

合理性がわからないし


そもそも

「ただやみくもに

『大卒』を増やして

それ、何か意味ある?」

と思う。








大学無償化の話になると、

よく「海外ではこうだ」という話が

出てくるが……







例えば、

フィンランドでは大学費用が

公立、私立問わず無償だが


一方で

大学進学率はそう高くない。




フィンランドにおいて

試験を突破して大学に入学する、

ということはかなり難しいことで、


経済的に、ではなくて、

能力的に恵まれた人にしか

許されないことである。


選ばれし者しか入れないのが

フィンランドの大学なのだ。







そういう感じの大学であれば

無償化も良いと思う。


国費を投じる価値がある。


そこから

将来の国家を支えるエリートが

育つ可能性が相応にあると

思われるからだ。






しかし、

大した努力もせずに

入学でき、

四年間チャラチャラ

遊んでいても楽勝で

卒業できるような大学に、

国費を投じて無償化する

意味は、わたしにはわからない。








ドイツも、

大学の学費が安いことで有名だが


ドイツにおいても、

こどもたちは

たった10歳の頃に選別され

大進コースと

高卒就職コースに

振り分けられる。

純粋に、成績で。

点数で。


大学の

レベルを問わなければ、

そしてお金さえ出せば、

基本的に誰でも大学進学ができる日本とは

かなり事情が異なるのだ。







「平等」を愛する日本においては

こどもたちを

能力で選別する

ということは

極めて受け入れられにくいのだろう。


しかし、

能力で選別しないことにした結果、

たまたま生まれついた環境の優劣で

こどもたちの人生が

左右されてしまう割合が

(大学進学できるかどうかは

こども自身の能力によってではなく

親がどれだけお金を持っているか

によって決まってしまっているのでは?)

高くなってしまっているような気もするし


無選別に

大学を無償化するという

※あ、や、無選別ではなく、多子扶養家庭の子かどうかで選別するんでしたね。


一体原資

どれだけかかるのかしら?!驚き

バラ撒き政策が

行われようとしているようで

国家のお財布事情が心配になってしまう。







国の収入って

基本的に

税金しかないので。


支出を増やすのであれば、

結局国民から

徴収する税を増やすしかない。


税金は、当然、

どんな学歴の人からも徴収されることに

なるだろう。







少子化対策は、

社会の維持のために必要だということで

そのために国費を投じるのは

仕方がないことだと思う。


しかし

その投じ方が問題なのであって


「全大学を無償化する」というのが

少子化対策として

果たして最も合理的かつ効果的な

お金の使い方かというと


うーん……

どうでしょうね……


とわたしは思う。







この記事読んでも
「いややっぱピンボケでしょ」
という結論でごわす。 

大学無償化するかどうかを
その子の能力でもなく
大学のレベルでもなく
「きょうだいが多いかどうか」で
判定するっていうのが……

なにを目指してるのかがわからんお。




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