わたしは本気で生きているかな。 | 東京ワーママdiary★小6抄録。〜中学受験生といっしょ〜

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東京で働くアラフォーフルタイムワーママの毎日。
小6の男の子、中学受験生の母です。


かこさんは、間違いなく、わたしを育ててくださった方々の一人ですから。





たとえ直接お会いしたことはなくても。

こども時代のわたしのそばにずっといて、語りかけ続けてくださった方の一人ですから。
(絵本、という形で)

その方が、どのような道を歩んで来られたかは、当然大変興味のあることでした。
わたしにとって。





そう、この本は、こども論とか、教育についての話とか、そういう感じではなくて、かこさとしさんの自伝、という側面の強い本であるかと思います。





この本を読んで、わたしが思ったことは、すごーーーーーーくたくさんあるのですが、すべてに触れるとものすごーーーく長い作文になってしまいそうなので、とりあえず今は、ポイントをたったひとつだけに絞って、つらつらと。





本気で生きた人なのだな、と思いました。
(生きた、って、まだご存命なのだけど)





僕はセツルメントの活動を最優先にする、という宣言を、結婚前に奥様にされた、との話。

そして、会社員生活と、絵本作家生活を両立させるに当たって、サラリーマンとして、100%ではなく、120%の力でやろう、と決めていた、という話。

鬼気迫るお話でした。

日本の敗戦と共に、一度自分は死んだ。
そこからもう一度生きることにした。
生かされた。
だから本気でやるのだと。

そういう気迫を感じました。





わたしは、本気で生きられているだろうか。

いや、全然違うな。

ただ目先の楽さを選んで、ぬくぬくと……






でも、わたしはかこさんにはなれないし、なりたくない。

かこさんは、偉大な絵本作家で、こどものことをよく知る人ですが、母親じゃない。





あのかこさんが、ご自身のお子さまとはあまり遊ばなかった、というお話は、わたしにとっては結構ショックでした。
ガーン。

でもそりゃそうだよね。
本気でサラリーマンして。
セツルメントの活動に魂かけて。
それでマイホームパパでいられるほど、世の中甘くはないよね。

毎週末セツルメントの活動があったから、自分のこどもはほったらかしだった、と……





長い時間一緒にいるだけが愛じゃない、親じゃない、というのはあるでしょう。

そうやって、自分の生涯をかけるものを見付けて、本気で取り組むお父様の存在は、間違いなくお嬢様たちにとってもプラスだったと思います!
ていうか、だって、あのかこさとしが、自分の父親だなんて!
そんな素晴らしいことはなかろう、と思っちゃう。

でも、きっと、お嬢様たちには、かこさんの他に、ちゃんとそばにいてくれるお母様がいて、それで家庭は成り立っていたのではないかなー、と、想像……

わたしは、母親です。

わたしは、かこさんのように、毎週末ヤヤトシを置いてどこかに行ったりはしたくない。
例え大きな志のためでも。





でも。
でも。

恥ずかしいけど、思っていることを、言葉にすることの意味もあるかなと思って書いてみます。

わたしもいつか……
なにか……

かこさんのように。

こどもたち、のための、活動がしたい。

ための、というか、こども、とか、教育、に関わるようなこと?がしたい。
なんらかの形で。

かこさんも、サラリーマンをやりながら活動されていた、ということで、勇気をもらえました。
(いや、かこさんのようなすごい働きはとてもできない凡人ですけれど)

なんか、そういうの、仕事辞めなきゃできないものかなー、とどこかで思っていたから。
(そしてわたしにとっては会社を辞めるというのは、結構難しいことなので)
(実は、先日してた転職活動?も、こどもに関わる仕事にジョブチェンジしよう、というものでした。落ちたけど……)

そうか、別に、仕事、じゃなくてもいいんだ。
と。
パッと目の前が開けた感じというか。

そうかー。
そうだよねー。

ボランティアとか?わからないけど、会社を辞めないで余暇でする活動的な……そういう方向性もある!
と。

どんな形になるかはわかりませんが。
探してみたいと思います。

もちろん、まずは自分のこどもを全力で育てる!、というのが、わたしの場合はあるわけだけれども。

色々、模索だ。
勉強だ。

かこ先生、ありがとう。

わたしはもう30代も半ばですが、こうして、まだあなたの言葉に育ててもらってます。