今回は異年齢保育をする際におすすめの絵本についてご紹介します
しろくもちゃん
著者 上野 与志 (さく),高木 さんご (え)
価格 1,320円+税
対象年齢 2~3歳から
出版社 ひさかたチャイルド
何歳になっても、子どもにとって仕掛け絵本というものは、楽しいものです。
小さな子どもが前、大きな子供は後ろ。
このルールを守って、楽しい時間を過ごしましょう。
仕掛け絵本をめくるタイミング
しろくもちゃんは皆の人気者
変身して遊んでいると、黒雲のくろすけがイタズラをしにやってきました。
ハラハラドキドキの仕掛け絵本に、子どもたちの目が釘付けになること間違いありません。
しかし、この仕掛け部分はタイミングよくめくるのが難しいもの
特に盛り上がる、しろくもちゃんのお母さんがくろすけを追い払うシーンは、スピーディーにめくりたいところ。
自宅で練習してから読み聞かせを行うようにしましょう
ごっこ遊びをしよう
絵本を読み終わった後、ごっこ遊びがしやすいのも、この本の良いところ
子どもたちがしろくもちゃん役をして、先生がくろすけ役を。
5.6歳くらいの子供が混ざっていると「くろすけを追い返そう」と言い出す子もいるでしょう。
そうならなかった場合は、別の先生がしろくもちゃんのお母さん役として途中で登場して、皆でくろすけを追い返そうと先導してみては。
くろすけが「もう意地悪しないから、仲間に入れてください~」と言って終了すれば、キレイに終わることができます。
子どもたちが一人でもくろすけの演技を怖がっているようなら、表現をやわらかくするなどの工夫が必要ですが、
皆が面白がっているようなら、楽しんで役にのめりこんでみましょう
(時折、年齢が上の子が怖がっていることもありますので、小さい子ばかりに気をかけず、大きい子のことも意識してあげてください)
くろすけ役は黒い服で統一、しろくもちゃんのお母さん役は白い服で統一すると、視覚的にも分かりやすくなります
雲の多い日に読み聞かせをすると、園庭に出た子どもたちが「しろくもちゃん~!」と声をかける姿も見られるかもしれません