私の話。


中学校では、お昼が給食ではなくお弁当になる。

お弁当箱はどうしよう~と思っていたら、母が某マルチ商法で購入した、真っ赤で巨大なお弁当箱を持って行けと言う。

うーん、男子高校生サイズのお弁当箱は、思春期女子は恥ずかしいです。

しかも、私、当時小学校6年生ながらも、マルチ商法が何なのかを分かってます。嫌じゃボケ!!!!!

母、「せっかく買ったのに!!お弁当箱はこれだけ!!」と、激怒。

仕方がないので、そのマルチ商法弁当箱を持っていくことに。


地元の公立中学に入ると、

私の成績が良かったために、私は中学受験失敗組から嫉妬されてイジメを受けることに。

そんなことされたら、逆に成績を下げられないので、逆効果じゃバーカ!!!!!

私は、その分余計に勉強するし、欠席もしない。でも、メンタルは削られたなぁ。


そうしたところ、中学受験失敗組からけしかけられた、アホなお調子者男子が、

私の真っ赤な巨大お弁当箱のことをからかってきた。毎日毎日。

ただ、彼らはマルチ商法のことは知らないため、そこには触れて来なかった。


お弁当箱をからかわれている間、とにかく無視。

お前ら魂胆は分かっている。誰が反応してやるもんか。


しかし、家では母に苦情。「だからあんな弁当箱は嫌だって言ったんだよ!!」

母は、私がイジメられていることで、結構参っていたので、「すぐに弁当箱を買い替えてあげる」と言ってきた。


どいつもこいつもバカばっかりだな、おい!

そんなことしても、嫌がらせはエンドレスだ。奴らは次のネタを見つけるだけ。


そう、買い替えたことで、嫌がらせに効果があることを分からせてはいけない。

嫌がらせに意味が無いことを思い知らせてやらんといかん。

だから、私は、マルチ商法で買った、真っ赤な巨大お弁当箱を何がなんでも使い続けます!

と、母に言った。


あるとき、いつも悪口を言ってくる男子が、急に素になって、

「なぜ、毎日弁当箱のことを悪く言われて、何も変えようとしないのか?」と聞いてきた。

私は、「私は、アンタの言うことは聞きません。後ろの人にもそう言っておいて。」と答えた。

アホ男子は、すごすごと巣に戻って行った。

一緒にお昼を食べてくれていた友達は、それを見てニヤリ。

以降、お昼休みは平和になった。


私、こういう性分ですが、母には「アンタは気が弱い!弱すぎる!」といつも言われていたんだぜえ。