野菜の一手

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将棋・小説・野球などについてのブログです。

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大学卒業までおよそ2カ月。

勤務先も決まり、地元を離れることが決定したために2年半ほど続けた子ども将棋教室のボランティアもやめることになりました。

そこで培った経験を元に自分なりに指導のポイントを振り返ってみようと思いました。



初級者に早指しを推奨するわけ


まず初めに言葉の定義として、初心者=ルールが曖昧で一局を全うすることに不安がある人、初級者=棋力は低いが終局まで全うできる人、としておきます。


初級者が中級者へとステップアップするために何が足りないかというと、簡潔に言えば実力です。

では実力とはなんなのか。

技の引き出し(手筋)の数と、その技を使うタイミングですね。


じゃあどうすれば身に付くのか。

一言で言えば『外部から取り入れる』ことに尽きます。

自分にない引き出しなのだから当然と言えば当然ですね。

唸っていれば出てくるなんてこともほとんどありませんし、浮かんできたとしても組み合わせによるものなので、中級者に満たない初級者がそれに期待するのは遠回りなやりかたです。

はっきりいうなら初級者が浮かんでくるくらいの手筋なら本を読めば容易に、短時間で知ることができるでしょう。


何が言いたいか。

それは初級者が悩むことのメリットがなく、長い時間をかけて一手を考えることより、対局数を増やしていくことの方がよっぽど効率的だということです。

それに故に、長時間考えることよりも対局数を増やすために初級者に早指しを推奨しているわけです


確かに考えることも将棋には必要です。

しかしそれは最初にやることではなく、ある程度の力をつけてからで十分です。


それに自分の指し手だけでなく、相手の指し手や感想戦に学ぶことも大きいです。

同じ局面を考え続けることで得られるものには限界がありますので、多くの手に触れる機会を増やしてみるのがベターでしょう。

4月には就職なのですが、まだ半年あると思っていたらそこから二か月が経っています。

明日には今年のアルバイト納めですし、後輩宅でクリスマス会兼忘年会をやったり、年越しの準備だったり。

気持ちでは平穏ですが、やることはいくらでもありますね。


プロ野球もFAだったりトレードだったりで大物が動きますねー。

オリックスは今年もやりよったなという感じで、キャプテンをトレード飛ばして、名物外国人のデホとバルを手放して、迷走が続いてますね。

ドラフトはあんなに勝ち組だったのに…。


我らがタイガースは守護神候補の獲得に成功するもスタンを手放す悪態。

どうせコンラッドがいなくて枠が一つ空いてたんだから、普通は置いておくべきなんですけどね。

ゴメスが未知数だし、金銭面で言うならもう不良債権取るなと言いたいです。

福留も順調に不良債権化からパリーグ移籍の道を歩んでる気がします。


大物と言えば楽天・田中将大ですね。

楽天球団には制度上、損なのかもしれないですけど、メジャーで活躍する田中投手を見たいのは確かです。

ただマウンドの硬いメジャーだと田中投手は膝を痛めそうな気がしますね。

決め球スプリットもボールの滑り具合が仕上がりに直結しますし。

斎藤隆や岩隈、ダルビッシュみたいなスライダー投手の顔もあるので大丈夫だと思いますが、メジャー球団にはマー君よりも前田健太を推したいのが個人的な感想。


ストーブリーグも楽しいです。


さて、ここから将棋。

忘年会のついでに先手番一手損角換わりの課題局面の意見を聞いていたら意外と不評。

前回記事にあった△4三金右の変化は先手が勝ちやすいってことで一致しましたが、△8五歩から攻め合いの変化が本当に手が広いので結論が出ず。

そのため次の変化の記事はしばらく先になりそうです。


そんなこんなで今年も終わりが近づいていますね。

北海道にも行かせてもらいましたし、寝屋川の教え子から有段者が複数出たのも大きな出来事です。

来年がどうなるかはわかりませんが、今年はいい年だったと思います。

有終の美とまでは行かなくても、いい形で締めくくりたいですね。

相腰掛け銀の研究がある程度まとまったので、記事にしておきます。

多分書かないと私自身が忘れそうなのでw



基本図
まず基本図がこちら。

▲6八銀型で保留できているのがこの戦法の骨子というのは以前の記事に書いたことがあると思います。

ここで先手の手番ですが、研究手が▲4八飛




おそらくはひと目の一手です。

他に候補に浮かぶのが、①▲8八玉、②▲6七金右、③▲4七金くらいだと思いますが、どれも形を決め過ぎです。


まず①8八玉は当たりが強いですね。

こびんが空く形になりやすく、△8五歩▲7七銀の交換が入ると△6五歩からの攻め筋が生じます。

一応は▲2五桂と反撃する筋がありますが、後々の▲6六角や▲4四角が攻防の王手にならないので、後手番一手損よりも損な変化が多くなってしまいます。

相手が先に△2二玉と入城しているなら、候補に挙がると思います。


そして②6七金右や③4七金は▲6八銀型のメリットを活かしづらくなります。

この形のメリットは下段飛車の王手に強いことです。

例えば▲4九歩の中合いに、△同飛▲5九金と手順に当たりで受ける順などがありますので、右金のポジションを決めてしまうのは進行次第で損ねることになります。


そして▲4八飛の局面に戻ります。

後手の候補手は①△4三金右、②△8五歩の二つがほとんどでしょう。

②8五歩は基本図以前に決めてしまっていることもありますし、▲7七銀との交換の後に△6五歩と攻め合う筋もあるので、変化が増えるためにこの記事では割愛。


別の記事で言及するとして、今回は①△4三金右に絞っていきます。

以下、▲4五歩△同歩▲同銀△同銀▲同桂△4四銀▲5三桂成。


57kei

概ねここまでは一直線に進むと思います。

▲4五歩を手抜いて攻めてきた場合は▲4四歩△同銀▲4五歩△3三銀▲2五桂△2四銀▲4四歩△4二金▲7五歩くらいで、△同歩には次の▲1五歩△同歩▲同香△同香▲7四歩くらいでわかりやすいかと思います。

△4五同銀に代えて、△4四歩には▲5六銀とじっと引いて、持ち歩を主張。次の▲7五歩△同歩▲7四歩が狙い筋になります。

最終手▲5三桂成が奇異に映るかもしれませんが、角換わり右四間の常套手段です。


以下、△5三同銀▲4四歩△同銀▲7一角△4二飛▲4四角成△同金▲5三銀。


57gin

△5三同金なら▲4五歩△3三銀▲7一角△5二飛▲6一銀△5一飛▲6二角成で十分。

その後も一直線の変化が続くかと思います。


▲5三銀以下も△4三金引▲5二銀成△同金引▲4三歩が痛打。

△同金直には▲5二銀が次の▲4三銀成と▲4一飛を狙っており、△4二金引にも▲5一飛△2二玉▲4三歩で寄り形。

△同金右には▲7九飛が王手桂香取りで対処に困ります。

最大の頑張りは△5二金ですが、▲7九飛からやはり攻めが繋がりますので先手が優勢です。




次回は△8五歩型についての記事の予定です。

局面図作成は道路上将棋様を利用させていただきました。